【SVシングルS7最終335位(レート1922)構築記事】キラフロル始動パルデア版マンダガルド&バドザシ
<はじめに>
こんにちは。はるみんです。今回SVのシングルランクマッチS7において、ずっと目標にしてい
たレート1900の到達と最高レートの更新をしました!剣盾以来、約2年ぶりのレート1900到達であり、SV初の最終3桁とレート1900で、ものすごく嬉しいです!
考えた構築がある程度納得いくものになったので、これを文章として記録に残すべく構築記事にさせていただきます。
<構築経緯>
前期S6ではTwitterのFFであるせっきーさん(@pkmn_YS1224)のS5構築
https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026
を参考にした対面構築(ディンルー、ガブリアス、パオジアン、テツノドクガ、水ロトム、ミミッキュ)※掲載許可済み
を使っていましたが、SV初のレート1800は越えられたとしても自身の構築の限界を感じていました。その理由が、
- 襷パオジアンに1匹持っていかれるかテラスタルを切らされることでの不利が、数的有利をとっていくことが目的の対面構築ではきつい。
- カイリューの対処のために水ロトム+ミミッキュを多く選出する構築なため、高速アタッカーに上から縛られやすく、また怯みも押し付けられやすい(特にテツノツツミ、パオジアン、イーユイ)。
- つららおとし、ハイドロポンプ、じゃれつくと命中不安技が多く、勝ち筋が不安定。
この3つだったため、構築を変更する必要があった。
ここから考えるにあたり、
① 相手にカイリューがいるときの選出圧力が一際高いと感じていたため、S7はカイリューを使う。
② とある強者のS6最終日終了後のツイートからステルスロック+パオジアン+ハバタクカミの並びが剣盾伝説2体ルールの霊獣ランドロス+黒バドレックス+ザシアンの並びに魅力を感じる(上からの攻撃がしやすい点も魅力)。
③命中不安技をある程度少なくする。
この3つを思ったため、今期は対面構築をあきらめ、ステルスロック展開からのカイリュー+パオジアン+ハバタクカミのうち2体の縦のリレーをする展開構築を組み始めました。
①ステロ枠として、どくびしとステロからカイリューのサポートができ、相手のステロ展開をキラースピンで阻害できるキラフロルをきあいのタスキで採用。
②キラフロルが起点作成特化型で数的不利をとられるため、抜きエースとして使える龍舞カイリューをノーマルテラスにし、厚底ブーツを持たせる必要がないため、神速のリーチを伸ばすシルクのスカーフで採用。
③どくびしがあってもディンルーヘイラッシャや、ドヒドイデチオンジェンに敵わなかったので、そこに勝ち筋を生ませられるみがわり持ち電気テラスパオジアンを命の珠で採用。
④縦リレーをする関係上技の撃ち分けをしたいので、ハバタクカミを素早さブーストエナジーを持たせ、キラフロル展開によく出てくる厚底ブーツウルガモスに積み合いして勝てる様瞑想サイコショック型にして採用。
⑤残り2匹には、ヘイラッシャのあくび、チオンジェンのやどりぎの種、モロバレルのキノコの胞子、キョジオーンの塩漬けの一貫を切れ、なおかつキョジオーンと組ませられているイーユイにも勝て、カイリューとの相性も良い水テラスサーフゴーを隠密マントでまず採用。
⑥キラフロル展開が刺さらない場合(主に毒テラスっぽそうなディンルー、高速スピンで邪魔してくるイダイナキバ)の初手要員となれ、いかくとDの高さ、電磁波の存在からキラフロルが初手に呼びやすいパオジアン、イーユイ、ハバタクカミにも抗える点、マリルリやミミッキュ、ハッサム、ドオー、イルカマンなどこの構築の痒いところをやんわり届かせてくれるポケモンとしてギャラドスを思いつき、鋼テラスゴツゴツメットで採用し、構築が完成した。
<個体紹介>
※ここからは敬称略あり
1、キラフロル@襷 水 毒化粧
臆病H158(0) A× B110(0) C176(204) D109(60) S150(244)
C:余り
D:火力のないサーフゴー、ハバタクカミのシャドーボール2耐え
S:最速サーフゴー抜き
技:マッドショット、キラースピン、ステルスロック、どくびし
この構築の始動役。毒テラス、鋼テラス以外の四災とパラドックスポケモンの多くとヘイラッシャにどくびしが刺さり、ステロと合わせてカイリューパオカミのサポートに徹した。選出した時は9割5分初手に置いた。スカーフも含めキラフロルより早い可能性があるサーフゴー、イーユイ、ハバタクカミ、パオジアンには初手マッドショットから入り、S逆転した後にステルスロックかどくびしを選択した。初手に受けた技の威力や2手目の素早さ順から型の判別がしやすいのと、初手に特殊アタッカーが置かれやすい、裏にどくびし回収要員が置かれやすい、厚底ブーツのウルガモスやクレベース、鋼タイプがほぼほぼ選出されている等の選出誘導力が強いことのメリットが大きかった。
どくびしは他にイーユイに抜群をつくパワージェムやディンルーに抜群がつけるエナジーボール等が採用が検討されるが、「初手に特殊アタッカーを置いて毒化粧を発動させないから毒びしのフィールドにならない」という考えを覆してアドバンテージをとれたので、どくびし採用でずっと戦った(ディンルーに有効打がないデメリットもまぁまぁあった)。D60振っていると乱数で特殊アタッカーの攻撃を2耐えするので、3回行動ができてマッドショット、ステルスロック、どくびしと選択して多く場づくりできる点は良かった。
2、カイリュー@シルクのスカーフ ノーマル マルチスケイル
意地H189(180) A204(252) B116(4)C× D121(4)S109(68)
H:余りぶっぱの実数値奇数
A:特化
B:余り
D:余り
S:遅いサーフゴー意識、1龍舞で最速ミミッキュ抜き
技:神速、炎のパンチ、アイアンヘッド、竜の舞
この構築の積みエースの1匹でテラス前提のポケモン。キラフロルが数的不利を作りやすいポケモンなため、抜きエースとなれるよう龍舞型にし、キラフロルがキラースピンで相手のステロを取り去りマルスケを維持しやすいので、持ち物はブーツにはせず神速の上から縛れるリーチを伸ばすシルクのスカーフにした(正直ラムのみと選択ではあるが、非テラス時のリーチも長いためそのままにした)。神速以外の技は呼びやすい鋼(特にアマガ、サフゴ、ハッサム)に一貫して抜群がつける炎のパンチと、神速が効かないゴーストタイプがだいたいハバカミ&ミミのため、そこに抜群をつけるアイへにした。選出した場合は大体抜きエースとして期待通りの活躍してくれた素晴らしいポケモン。
3、パオジアン@珠 電気
陽気H155(0)A172(252) B100(0) C86(C個体値2。妥協個体) D86(4) S205(252)
A:ぶっぱ
D:余り
S:パオとカミのミラーに勝ちたいので最速
技:つららおとし、テラバースト、不意打ち、みがわり
電気氷悪と広い技範囲からこの構築の掃除役。このポケモンもテラス前提が多く、基本カイリューと同時選出はせず、主にハバカミかサフゴと組ませた。珠とみがわりで体力管理が大変なのだが、パオジアン自体が相手にテラスを切らせやすく上からみがわりが中間択になれること、ヘイラッシャのあくびを透かせること、テラスみがわりでHBハッサムのバレパンをみがわりが耐えること、毒ダメ稼ぎが出来ることなどからみがわりとの相性が良かった。流行っていたディンルーヘイラッシャ+どくびし回収のモロバレルが選出された時はこのパオジアンの通りが良すぎるのでカモにしていた。
ちなみにパオミラーでは電気テラバをいつもするのだが、聖剣の存在からゴテラされることがちょくちょくあり、透かされることなく倒していた。
4、ハバタクカミ@ブーストエナジー ノーマル
臆病H143(100) B85(76) C180(196) D156(4) S189(132)
HB:A154意地珠ミミッキュのじゃれ乱数1発で耐え(6.25%)
C:ウルガモスを迅速に処理したいのでできるだけ高く。
D:余り
S:最速トドロクツキ抜き。Sブーストのため、S>C
カイリューともパオジアンとも相性が良いポケモン。2匹できついブーツウルガモスにはSブースト+瞑想2回のサイコショックでほぼ2発で倒せる。最速Sブーストハバカミ以外の耐久振りカミのほとんどを抜けるようにしてあるので、ハバカミミラーでは上とっている前提で技選択した。マッパが効かないのでガッサの迅速な処理が出来ることや豊富な補助技(特にあまえるみがわり)の存在からパオの不意が撃たれにくかったので、相手の削れた襷枠を削るのはだいたいこのポケモンだったため、ハバカミは積みリレーの2番手に出すことが多かった。
テラスはミミッキュの影撃ちを透かす、こだわりサフゴやハバカミミラーでのシャドボを透かすノーマルにしたが、相手のカイリューの神速が逆に入ってしまうため、テラスはこのポケモンではあまり切らなかった。
5、サーフゴー@隠密マント 水
控えめH189(212)A×(A個体値0)B117(12) C198(212)D117(44)S108(28)
HD:実数値奇数C205イーユイのメガネ悪波を水テラス時確定耐え
C:11n。水テラバで無振りイーユイに乱数1発(87.5%)
B:余り
S:S4振り水ロトム抜き
技:ゴールドラッシュ、シャドーボール、テラバースト、悪だくみ
毒が効かないうえにカイリューやパオジアンが呼びやすいキョジオーンに明確に強く、あくびややどりぎなどの一貫を特性のおかげでちゃんと切ってくれるポケモン。隠密型はB振りが多い印象があるのか火力ない前提で動かれやすく、HCベースがかなり生きた。技はキョジオーンに撃つゴルラ、居座る場合の安定火力としてのシャドボ、水テラスしてイーユイに撃つテラバ、低速サイクルを一気に崩す悪巧みにした。ハバカミ、パオあたりから上から倒されやすいという点があり、変化技の一貫をパオのみがわりでかわして選出しなかったこともあるが、キョジオーン入りには全試合出した。
6、ギャラドス@ゴツメ 鋼
意地H197(212) A176(116) B109(68) D121(4) S115(108)
HB:威嚇込みでA172パオジアンのつらら2回+つぶてほぼ耐え(合計最大201)
A:11n
D:余り
S:電磁波が入った後の準速スカーフイーユイ抜き
最終日前日に思いつき、最終日当日夜から構築に入ったポケモン。元々はこの枠はゴツメガモス、その前はゴツメラッシャだっため、ゴツメ枠として思いついたポケモン。挑発電磁波に加えいかくやひこうタイプも偉く、キラフロルが出せない時の相手(主にカバディンルー)のステロ展開を挑発で封じたり、初手のイーユイ、パオ、ハバカミの攻撃を耐えて電磁波してから上から滝のぼり、アイへで抜群の火力とまひるみを押しつけていける。ひこうタイプの偉い点はラッシャのあくびを挑発で封じ地割れもタイプで効かずウェブタヘビボンが水タイプで半減で、かなりラッシャに強くいける。この構築に出てくるドオーはほぼ天然なのでドオーにも強いのだが、最終日はドオーが減っており、1回当たった時は挑発を光の粉でかわされ毒をいれられた()
テラスはミミッキュが重めなためにじゃれを半減、アイへの威力を上げる鋼にしたが、切る機会がなかった。キラフロルが出せない場合の多くで初手投げした。
<基本選出>
1、初手キラフロル+カイリュー、ハバタクカミ、パオジアンから刺さっているのを2体
→どくびし展開もしくはステロ展開が刺さっているとき。基本交代はあまりせず、キラフロルで起点をつくって役目を終えたらアタッカーは交代させずに攻撃し続ける。
2、初手キラフロル+サーフゴー@1(ギャラドス以外)
→対キョジオーン(+イーユイ)入りへの選出。
3、初手ギャラドス+パオジアン+サーフゴーorハバタクカミ
→対ディンルーヘイラッシャ。モロバレルがいるときはサーフゴー優先。
4、初手ギャラドス+カイリュー、パオジアン、ハバタクカミから2体
→キラフロル展開があまり刺さらない場合(イダイナキバやテツノワダチ、ドオーがいるとき)の対面選出。
<重いポケモン>
1、初手の瞑想みがわりブエナハバタクカミ
→キラフロルがみがわりへの有効打がないため、がん起点。すぐ降参することもしばしば。
2、最速ブエナハバタクカミ(特にあまえる痛み分け持ち)
→カイリュー、パオジアン、こっちのハバタクカミが全部上をとられるので苦戦を強いられる。
3、水ロトム
→キラフロルとギャラドスがいる関係上、ほぼ100%初手で出てくるので、ハバタクカミから投げてムンフォで削ってカイリューの龍舞ノマテラ神速圏内、パオの珠電気テラバ圏内に入れるよう努めた。
4、毒テラスディンルー+ヘイラッシャ
→ギャラドスがいるのでマシになったくらいであり、基本重め。パオジアンの一貫を作れるかがカギ。
5、初手のS151以上のイーユイ(悪波で怯んだ場合)
→キラフロルもギャラドスもイーユイにダメージを与えられずに突破されるので、数的不利をとられてただただきつい。序盤中盤はことごとく怯まされ続けたので勝率かなり悪かった。
<最後に感想とスペシャルサンクス>
2年ぶりのレート1900を達成してとても嬉しい反面、ここまでが長すぎて沼っていました。剣盾終盤からランクマはじめてここまでの間にレート2100とった人、SVからランクマはじめてすでにレート2000とった人などを見るたびに胸が痛く、結果が出ない自分にずっとイラついていました。レートを1900を目標にしているのにも関わらず、最終日までにレート1800中盤にいながら最終日に大型連敗し、レートを100以上溶かすシーズンも剣盾では多かったし、SVになってからは最終レート1800ですらS6までかかりました(S3最終日がヘイラッシャに地割れ当てられまくって悲惨だったのもあり、モチベの消失からS4は0戦、S5は15戦しかやっていないのもあります)。
レギュC環境も中盤まではイーユイ、パオジアンに怯まされまくってクソ環境だと思いながらランクマして対戦数ばかりかさみながらランクマしていましたが、この1カ月でTwitterのFFになった人たち含め多くの人たちと対戦の話を直接行い、モチベの維持やパーティの改善、時には使っているポケモンを信じて立ち回り、プレイングを改善するのに集中することもできました。本当にありがとうございました。
また最終日数日前からは、配信活動をしているかなでさんのディスコサーバーに入れていただき、最終日は複数人で通話をし、サーバーの人たちがずっと応援してくれました。剣盾時代にレート1900をとったときは4桁ではレートが分からなかった仕様で、最終3桁とったらなぜかレート1900にも到達していたという状況であり、レート1900チャレンジと分かって対戦したのはS7が初めてでした。3回目のチャレンジでレート1900をとったときには通話してくれた人たちみんなが喜んでくださり、またTwitterで報告したときにもレート2000到達ではないのにも関わらず、多くの人がいいねやリプライ、DMで祝福してくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回、レート1900を到達できた理由としては、
①好きな戦法である対面構築を手放してまで勝つための構築を考えたこと。
②命中90以下の命中不安技を極力減らしたこと(つららおとし、電磁波のみ)。
③対戦数を重ねた中でキラフロルの選出誘導力を理解しそこからメタをしっかり張れたこと。
④1ROM特攻をせずにサブROMも最終日しっかり取り組んだこと(結局、最終日のメインROMはほぼ順位変わらなかったが、サブROMはその日で3800位→335位と、レート200以上上げたことで最高レート更新につながった)。
⑤同じくランクマに取り組んでいる仲間に直接DM等で話を聞き、対戦に関する話を長くとった(自分だけで構築を完結させなかった)。
⑥最終日に神社に参拝した。今までが嘘のように怯みを回避し、相手の命中不安技を避け、逆にギャラとカイリューが怯ませまくった。ガチで参拝は効果あるように感じた。
〇スペシャルサンクス
・構築相談に乗ってくださった後応援もしてくださった、アキさん、Gドラくん、かなでくん、せないずみさん、かえでさん、キミタケさん
・ランクマッチのモチベをずっと維持させてくださったランクマッチの配信をよくやっていた、小岩井はわたん、佐藤ジャンクさん、TMKさん、ぽけまるさん、かなでくん
・色々と励ましのリプやDMを送ってくれたかごだいさん、ゴンさん、さきゅさん、桜花(はる)さん、双さん
・最終日ランクマッチを通話しながら一緒にやってくれてメンタル安定に繋げてくれたかなでサーバー一同
・レート1900越え、最高レート更新を祝福してくださった全ての皆さん
8世代総括とスペシャルサンクス
こんばんは。はるみんです。
SV発売前に8世代で経験したこの3年間を総括を記事にしたためたいと思います。
(以下常体)
1、メガ進化が廃止されて嫌だったガラル初期
僕がガチ対戦を始めたのは7世代のUSUMになってから。2018年の1月にポケ垢の人たちをフォローし始め、繋がってる人たちに当時のレート対戦をやっている人が多く、その人たちと同じ話で盛り上がりたいということから始めた。当時はZ技とメガ進化が使える環境で、僕の推しポケであるメガクチートが活躍できる環境だったのでポリゴン2、メガクチート、ミミッキュ、キノガッサの4体を主軸とする対面構築、ポリクチミミガッサで戦ってい。最高レートは1885で全然弱かったが、推しポケと一緒に戦えるUSUMレートは本当楽しいものだった(オニゴーリと催眠ゲンガーとビビヨンにはクソゲーと感じてた)。
そんな中、次作剣盾の目玉はダイマックス。Z技の廃止は仕方ないといえど、メガ進化まで廃止されたのには言葉を失った。それゆえ、剣盾が発売してしばらくは、2020年2月末まで行えたUSUMレート>剣盾という比率でポケモンをしていた。剣盾の育成環境を整えるのにも時間がかかっていたため、ランクマはマスターボール級にさえ乗せられればいいという感じだった。そのときは襷ASクチートやらみがわりヤタピリザードンやらを使っていた。マスボ級にはちゃんと乗っていたが、順位は酷いものでした。
2、ランクマにのめり込み始めてからの低迷期。ずっと4桁。
USUMのレートも当時レートと順位、使用率ランキングを確認できたポケモングローバルリンク(PGL)のサービスが終了したことで、USUMではフリー対戦(剣盾でいうカジュアルマッチ)しかできなくなった。
そこで本格的にS4からランクマッチに挑戦し始めたが、全然勝てない。ダイマックスの使い方がわからない。初期ルールでは相手のカビゴンが倒せない。鎧ではエースバーン、冠ではサンダーが止まらない、竜王戦ルールではクチートと同じタイプなことからずっとザシアンを使っていたが日ネク、黒バド、メタモンが止まらない等々。最終4桁はS4にすぐ達成できたが、USUMでは到達できていた瞬間レート1800ですらS9まで到達できず、ずっともがき続けていた。YOUTUBEでは7世代から見ていた人たちにくわえ、8世代から見始めたポケモンソルジャー、いろはさん、スポンジさんのシングルで強い人たちの動画から学び、ほぼ毎週末行われていた葉桜杯にもずっと参加していたが、思ったように勝つことができず、苦しい時期だった。
社会人で泊まり勤務をしながら空いた時間にランクマッチに潜っても勝てない日々。最終3桁順位を目標に掲げていたが、それすら達成できず、才能の無さを強く実感した。またS11では最終日朝8:45に最終3桁チャレ(1100位から潜る)をでんくち外しで落とし「運にも見放されてる」と本気で思っていた。どのルールも毎シーズン潜っていたが、ずっと最終4桁。アホみたいに弱かった。
3、対面構築を見直しはじめた転換期S20。初めて達成した最終3桁。
S19。最終日に実家から一人暮らしするアパートに引越しをする日でその日はWi-Fi環境にいられなかった。そのため前日811位(レート1833)で撤退し最終3桁に残っているだろうと思ってた。しかし結果は1002位で最終3桁ならず。めちゃくちゃ悔しくて色んなフォロワーさんに悔しさを吐き出した。
https://harukanaaki44.hatenablog.jp/entry/2021/07/05/125619
【レート1833最終1002位】自己反省用S19使用構築。対面エスバミミマリ
そしてモチベを高く上げて臨んだS20。いつもはスパボ9から10~15戦でマスボまで行っているのに、なんとメインロムでは45戦かかった。前期と同じ構築(冠環境。エスバorマリルリのダイマ+アッキミミ襷ラオスの対面構築)を使っているのにこんなにも勝てないのかと嘆き、またアパートで大声で発狂してしまった。住み始めて10日でクレーム入ってそこからはアパートにいづらい…。
そんな中、構築を見直さなくては勝てないと上位構築記事をあさっていたところ、とっつぁんさんの壁ドラパ+オボンGファイヤーの展開構築https://tottuanpoke.hatenablog.com/entry/2021/07/02/175605
に魅力を感じ、ずっと使っていた対面構築を手放す決断をした。最初はレンタルで潜っていましたが、有名になっていたことから型一点読みをされたため、自分なりにきつい部分を変更してみたらウソみたいにハマって、このシーズンも最終日は仕事でほぼ潜れなかったけれでも、最終729位という初3桁をとることができた。前半苦しかった分、結果がでてからの嬉しさの反動でガチで泣きまくった。
https://harukanaaki44.hatenablog.jp/entry/2021/08/02/101239
念願の最終3桁達成!S20最終729位(レート1838)構築。不死鳥と土地神様
4、最終日に勝ちまくったS21。ガチ対戦人生初めての最終レート1900達成。
初最終3桁とった翌シーズン。このルールから伝説1体ダイマなしに変更。7世代レートに近いと感じたことから、ポリ2とザシアンで8世代版「ポリクチ」を形成。また対面構築に戻してみた。対面構築が苦手な受け構築相手を最初ゴチルゼルで止めていたが、汎用性の高さから最終日にフォロワーさんから教えてもらった未来予知持ちのカプ・テテフを構築に入れた。そしたらダイナヌオーの受け構築にかなり刺さったことからザシアンが動かしやすくなり、最終日は30戦中22勝8敗で3桁まで上げていった。最終順位917位、レートは1910で初めてのレート1900を達成した。インフレシーズンとはいえ、2シーズン連続で結果を残せてようやく実力が少し身についたと感じた。
https://harukanaaki44.hatenablog.jp/entry/2021/09/03/183704
【S21レート1910最終917位】8世代のポリクチ
5、最終3桁から目標をレート1950に上げてからの第二次低迷期。
レート1900をとったからには目標はまずレート1950の達成だったが、そこから低迷した。S21の最終日にハマった未来予知戦術は多くの人が構築記事にしたこともありかなりメタを貼られ未来予知ターンにザシアン対面で守るをするバンギラスとバルジーナが増え、耐久振りテテフをヘド爆で落としてくる火力が上がったダイナにも多く出くわし全然勝てなかった。S22、S23は最終4桁。S24の苦手な竜王戦ルール再開した時も4桁だった。
6、構築のこだわりを残しつつ、新たな系統を採用した転換期。
このままではまた苦しいまま終わるのが嫌だったS25。S24の構築記事にあった
最終10位saikuさんのパーティ
http://98sanctity.blog.fc2.com/blog-entry-22.html?sp
が目に留まり、今までの方針を転換。受けループに採用されがちなポケモンを今までパーティに採用してこず、ただ殴るスペックの高いポケモンとHBランドのような有限クッションばかりを組み合わせていたが、「ザシアンを使いやすくするにはヌオーは必要不可欠」と考え、初めてラキヌオーを育成し採用した。このことでメタモン入りにザシアンの選出ができなくなることもなくなり、戦いやすいシーズンだった。レート1900は届かなかったが、メインロムは最終539位(レート1860)、サブロムは436位(レート1877。あまにさんのカバオーガミミのレンタルをそのまま使用)
https://amaniiii.hatenablog.com/entry/2021/12/01/193550
で初の2ロム最終3桁と3桁前半を達成した。
7、ドでかいレート1900の壁。ずっと苦しかったGSルール。
S26の最後の竜王戦ルールは最終4桁に終わり、伝説2体のGSルールが始まったS27。このルールが決まった時から僕は「ザシオーガでレート1900を達成する」と意気込んでいた。3世代はサファイアを買いカイオーガをレベル100にした小学生時代から好きでザシアンも前述の理由からずっと使っていたことにくわえシナジーが取れていることからザシオーガを極めたかった。
しかし結果は散々。S28とS31で最終3桁後半は達成したものの、それ以外のシーズンはすべて最終日前日からまたは最終日夕方からのレートを100~150は下げ、500位台(レート1840~1850)にいたのがウソくらいに最終4桁ばかりだった。3桁達成はもう通過点でしかなく、2度目のレート1900を目指すためにどのシーズンもやっていたが最終日にめちゃくちゃ弱い。ここが9世代なんとかしなくてはいけない部分である。サブROMはバドザシも使ったが、メインROMは7ヶ月ずっとザシオーガ。当初と比べめちゃくちゃ愛着が湧いたルールだったからこそ勝ちたかった。
8、ずっとマヒに踊らされた伝説幻ルール
GSルールで結果が出なかったのにも関わらず燃え尽きかけてた僕は、伝説幻ルールは本気で取り組まない気でいた。しかし、配信者、実況者の動画やTwitterのTLにいるランクマ勢の人たちのツイートから意欲をもらい、また剣盾最後に結果を残す、やり残したことがあるとランクマに潜り始めた。9月の2週目には第75回の葉桜杯予選で予選抜けした(後述)。その構築ザシアン受けがいない構築であるにも関わらず、技の調整、努力値調整はしつつもほぼ同じ構築でS34で最終341位(レート1856)、剣盾の最終順位では最高順位を達成した。
しかし、この月の最終日は仕事が超絶忙しい泊まり勤務であったために潜る事ができず、最終日前日に撤退した。このことからS35は最終日しっかりと潜り、目標のレート1900以上を達成すると誓った。
そんな中迎えたS35は構築を解散せざるを得ないくらい勝てなかったため、安定したゴツメ持ちのザシアン受けを探すところから始めた。HBランド、HBルナアーラ、HBルギアと採用したが、ランドはオーガと相手のルギアが無理、、ルナアーラはオーガとイベルが無理、ルギアはゼクロムが止まらないことから良い使用感とは思えず苦しんでいた。最終的に採用したのはHBオーガだったが、上手くハマった感じはしなかった。またみがわり持ちのポケモンがいても、相手のマヒ撒きに苦しめられ、ずっと電磁波とそれに付随するマヒ痺れに発狂し、ストレスが溜まりまくる毎日だった。
S35は最終日は仮眠2時間で朝9時までずっと潜り続けていたが、順位もレートも前期を大きく下回り情けない最後だった。悔しすぎる。
8、剣盾の対戦で唯一誇れる葉桜杯本戦出場について。
剣盾ランクマッチをずっとやってきて誇れるものはシングルバトルを盛り上げるべく、剣盾初期からずっと開催されていた仲間大会の葉桜杯予選で2回抜け本戦に出場したこと、また葉桜杯のオフライン大会である葉桜杯秋の陣において予選抜けしたことだと思う。
時系列から言うと葉桜杯秋の陣が先だ。2021年秋に東京で開催されたこの対戦オフでは、予選が6戦行われそこで4-2以上ならば決勝トーナメントに進んで戦えるというものだった。このオフでは当時のランクマ準拠竜王戦ルールが適用されたが、予選6戦中4戦が当時のレート2000達成経験者相手。怯んだがやるしかないので何とか勝ちをもぎ取ろうと必死に考えた。順当に勝てた試合や運勝ちもあり、4-2で決勝トーナメントに進出した。進出者は17人で僕はオポネントを含めると17番目のため、16番目のけつばんさんと僕で先に決勝トーナメント0回戦のようなものが行われた。決勝トーナメントからは3戦2戦先勝のBO3ルールが適用されたが、けつばんさんのイベル軸にオーガ軸が完敗して0-2で敗れた。強い相手でも怯まず戦う経験を出来たのは大きかったが、このオフでは話し相手がいなかった……。
オンラインでの予選抜けは第72回。GSルールの時でこの時予選では試しに使った珠オーガザシアン+チョッキドリュウズがハマり、予選9位。辞退者がいたことによる繰り上がりで8人で戦う本戦決勝トーナメントに出場した。
最初の対戦相手は同じザシオーガ使いとしては何度も高順位を達成しているゆうたさん。1戦目負けたが、2戦目勝ち、3戦目はラストエスバミラーの同速勝ちして2-1で1回戦勝利。尊敬するザシオーガ使いだったので、戦えたことはもちろん、勝てたことがめちゃくちゃ嬉しかった。
準決勝の対戦相手はこの回で優勝したびしょさん。相手の構築はバドザシ。1戦目はHBランドを削ったことでダイホロウ持ちチョッキドリュウズが刺さり勝利したが、2試合目、3試合目ともにオーガとドリュウズのダイマを上手くかわされ、完敗。ベスト4でこの大会は幕を閉じた。
次は第75回大会。前述した伝説幻ルールが開始した月の2週目だった。この時は予選でカバオーガザシアンイベルディアルガマーシャドーを使い、予選5位で本戦にコマを進めた。1回戦の対戦相手はゼオンさん。後にポケリーグ本戦でパンプジンに負けてしまった方だが、7世代から知ってる強い方だった。何と6匹全部ミラーするという想定してなかった展開だった。1戦目チョッキディアルガが同速で笑ったがこれを何とか制し1勝。2戦目は選出変えなくて良かったのに変えるヘマをしてしまい負け。3戦目は元の選出に戻したが完敗で1-2で1回戦敗退。
本戦に出場経験があったことから後に開催された葉桜感謝祭Day1にも仕事を有給休暇まで使って参加し、5戦中4-1以上で予選抜けだったが、残念ながら3-2で予選抜け出来なかった。
葉桜杯は初期からずっと予選に参加していたが、強い人たちの集まりのような仲間大会なので負け越すことが普通の日々だったが、それでも2回予選抜け出来たことは剣盾の1つの目標達成となって喜ばしいものだった。葉桜杯は長らく剣盾のシングルランクマ勢を支えてきた仲間大会なので、本当主催・運営の方々には感謝している。
9、スペシャルサンクス。
剣盾3年間でもう1つ誇れる、仲良くしてくれるフォロワーの増加(以下敬体)
ポケ垢を作ってからは4年半以上経ちますが、剣盾のこの3年間では多くの新しい仲間が出来ました。推しの配信者を通して出会った対戦勢たち、ランクマをしていることからフォロバをもらえ、そこから少しずつ話が出来て仲良くしてくださった強者の人たち、対戦オフで出会った対戦勢の人たち、スペースで長らくレイドバトルを一緒にしてくれたエンジョイ勢の人たち、多くの繋がりが出来ました。剣盾ライフを、Twitterライフを楽しいものにしてくれて、ありがとうございます。USUMから、元の名前の時から繋がってくれている人たちもプライベートの話をたくさん出来るくらいさらに仲良くなってくださってありがとうございます。
SVでも今の繋がりのさらなる結びつきを深めたいので、これからもよろしくお願いします。SVでは強くなった自分を見せたいので、応援もしてもらえると嬉しいです。
禁伝幻環境使用 S操作+詰めザシアン【ガラルW杯使用構築】
こんにちは。はるみんです。
剣盾シングルランクマッチ、シーズン最後のS35、それからムゲンダイカップやガラルW杯お疲れ様でした。
S35では最終3桁にも残れず悔しい結果になったので、ガラルW杯のチームにアドバイスをもらいながら構築を詰めていきました。自分の見直し用にその構築を記事にしますので、良かったらご覧ください。
(以下常体)
■構築経緯
伝説幻環境では「マヒやS操作がどこからでも飛んでくる環境」を9、10月で嫌というほど経験したため、初手ダイマ構築を使っていたが倒せなかった場合のリスクが大きく、くわえてはびこっていたルギア+ザシアンがこちらのダイマのストッパーに簡単になり、こちらのダイマは弱くて相手のダイマは強く使わせてしまう原因になっていた。
また相手の構築パワーも強いことから選出が歪まされることが多く、やりたかったことができずにS35は悔しい思いをした(最終1510位)。
そのため、安定しかつパワーの出せる選出をする構築を目指した。その結果、自然とマヒによるS操作とルギアのマルスケを無効にするステロ撒きを行う展開構築を使用することになった。また最後は剣盾で一番好きなザシアンで締めるべきだと考えた。
① 初手のグラードン、身代わり持ち以外には出し負けることがなく、初手ダイマアタッカーを含むあらゆる伝説に対して仕事ができる起点づくり要員としてHDベースのヨプディアルガをまず採用。
② ダイマアタッカーとして、抜き性能が高く多くの伝説と5分以上に打ち合えるかつ、こちらの裏のサポートおよび相手のザシアンの削りを行える追い風珠物理イベルタルを採用。
③ ダイマ後のスイーパーとして非ダイマで圧倒的高火力を出せるA特化ザシアンを採用。
④ 裏ダイマエース候補として雨補正で高火力を叩き込むことができ、かつラス1のザシアンに倒されるときに最低限の削りもできるHBCベースのゴツメオーガを採用。
⑤ ホウオウナット対策、ゼクロム入りへのダイマ運用、初手珠ディアルガへの切り返し、2番手以降に裏から出てきたスカーフオーガにも雨下で対抗できる要員としてイトケのみグラードンを採用。
⑥ グラードン入りなど初手のディアルガが厳しいときの展開要員かつ高火力でステロが撒けないときでもHBルギアにめっぽう強くなれる挑発持ち襷黒バドを採用。
相手のS操作に屈せず、ラストザシアンで詰められるよう、ザシアン以外の全員にS操作技を仕込んだ。
■使用ポケモン
・ディアルガ@ヨプのみ
穏やか H207(252)、B143(20)、C171(4)、D159(196)、S115(36)
HB:A特化物理イベルタルの珠アークを乱数12.5%で耐え
HD:C特化ディアルガの珠アースを乱数12.5%で耐え
S:初手ディアルガミラーの型判別を行えそうなSライン
技:大地の力、冷凍ビーム、電磁波、ステルスロック
この構築の初手要員。グラードンと珠ジカルデの初手ダイマ以外はほぼ耐えてマヒとステロ撒きを行う。ディアルガミラーではこっちより早ければ珠か襷、遅ければチョッキかヨプという判断をしていた。身代わり持ちポケモンがうようよいて電磁波自体が決まらないことがガラルw杯直前の仲間大会で頻発したため、以降は初手電磁波は慎重に選択していた。
・イベルタル@命の珠
意地 H201(0)、A200(244) B117(12)、D118(0)、 S151(252)
A:ダメージ幅が変わらなかったので特化より少し下げ
B:ザシアンの攻撃や物理イベルミラーで少しでも攻撃を耐えるため、少し上げ(A特化イベルのゴドバ媒体珠ジェットが175~208)
S:ミラーでも同速勝負できるように準速。
この構築のダイマ要員。ディアルガで場を作ってからダイマイベルで荒らしまくるのがお仕事。スカーフ含めオーガに強くありたい、またダイスチルの存在から重めなWキュレムやゼルネまで何とかできるので、物理で採用。ただザシアンを一発で倒すことができないのがたまにキズ。このルール黒バドの一貫をなくすうえでも、イベルを抜くことはしにくいと感じた。物理イベルタルの追い風は読まれやすいが、それでも後述のザシアンをサポートできるので追い風は入れ得。
・ザシアン@朽ちた剣
意地 H185(140)、A244(252)、B135(0)、D135(0)、S183(116)
H:余りでなるべく高くしたいのと、ゴツメダメ最小の6n-1
A:ステロ+きょじゅうざん+電光石火で相手のH振りザシアンを落としやすくするために特化。
S:準速130族抜き。S実数値178~181のザシアン意識。
技:きょじゅうざん、聖なる剣、ワイルドボルト、電光石火
この構築の詰めであり、最後に出すことが多い俺の相棒。S操作をしていない状態でのHAやHADのザシアンミラーなどでも上をとれることを多くするために、Hを185までにとどめ、Sを183になるまで振った。これによりHS以外のザシアンミラーでは勝つことが多かった。また他のポケモンでS操作をしているので、ザシアンはA特化で正解だったように思う。
ホウオウナットにも出せるよう、ディアルガへの打点、ダイマオーガへの打点として格闘技+電気技の組み合わせだが、正直格闘技はインファでいいし、じゃれつくもほしかった場面は多々あった。
・グラードン@イトケのみ
意地 H207(252)、A210(164)、B164(28)、D111(4)、S118(60)
H:ぶっぱ。16n-1
A:B4振りカイオーガが75.0%で乱数1発
B:余り
D:余り
S:耐久振り90族ミラー意識とマヒが入った状態でのスカーフオーガ抜きのライン
技:断崖の剣、炎のパンチ、岩石封じ、ビルドアップ
対ホウオウナットやゼクロム、珠ディアルガあたりが来そうなときに選出するダイマ枠。相手のパーティにオーガがいても選出できるように持ち物は水技半減実。
控えめ H199(188) B133(180) C198(76) D161(4) S118(60)
技:根源の波動、こごえるかぜ、雷、電磁波
HB:ダイマ物理イベルと打ち合えるようならべく高く
C:11n
D:余り
S:耐久振り90族ミラー意識とマヒが入った状態でのスカーフオーガ抜きのライン
悩みになやみまくって未解決のまま採用したダイマ枠。根源の波動は非ダイマ時でもダイマ時でも火力を出しやすい技にしたが出すならダイマ運用ばかりだったので潮吹きでも良かったし、こごかぜも冷Bで良かったように思う。HBにかなり振ってる点やダイウォールもできることから物理特殊どちらのイベルタルにも強くした。そのイベルを倒したあとのザシアンにもゴツメで削りを入れられるのがポイント。
・黒バドレックス@きあいのタスキ
臆病 H175(0)、B101(4) C217(252)、D120(0)、S222(252)
アストラルビット、マッドショット、怖い顔、挑発
相手のパーティにグラードンがいるときなど、初手にディアルガが出しにくい時に出す先発要員兼、メタモンにザシアンをコピーされた場合の切り返し役。S操作技を攻撃技、変化技のどちらも入れているところがポイントでマッドショットは黒バドミラーを解決できる技でもある。しかしこちらの黒バドを見て相手の全イベルタル、ダイジェットをしてこなかったのが悲しい。
■選出について
・ディア+イベルorオーガorグラから1匹+ザシアン
構築コンセプト通り。だいたいこれ。ダイマ枠はほぼイベルが多かった。ダイマが切れた後にイベルなら追い風、オーガなら電磁波かこごかぜ、グラードンなら岩石封じまで撃ち、こちらのザシアンで上をとれるようにすることが理想。
・黒バド+イベルorオーガorグラから1匹+ザシアン
グラードン入りに対してはほぼこれ。
■きついポケモン
・珠ディアルガ
初手のディアルガが攻撃を乱数でほぼ耐えてくれるのだが、その後の突破が苦しい。
・ルギア
ゴツメ型がなぜか初手にも出てくるので、ディアルガが場を作る前に電磁波と吹き飛ばしで荒らさせると苦しくなる。またゴツメ型を意識しすぎると瞑想型の起点にディアルガがされるのでこちらも苦しい。
・ゼクロム
ザシアンにじゃれつくがない点やディアルガが火力がない点、オーガイベルがいることからゼクロムを誘いやすく、グラードンの体力管理が重要になってくる。
・メタモン
グラードンやオーガをコピー→スカーフでもザシアンを抜けないのでザシで対処。
ザシアンをコピー→ダイマのオーガか襷黒バドで対処。
黒バドをコピー→イベルで対処。
イベルをコピー→追い風からのザシアンで対処。
メタモンがいることで選出を歪めさせられるのがいちばん厄介。
・コスパダイナ
挑発持ちの黒バドを合わせるしかないが黒バドを対面してコスパをしてくるわけないし、A特化ザシアンでも対面でコスパ積まれると普通に受かる化け物なので厳しい。
■最後に
S34は341位と剣盾の中では最高順位でしたが、最終日潜れなくて悔しいシーズンでもありました。そこから巻き返して良い順位で締めくくるべく臨んだS35、ガラルw杯でしたが、前期より勝てませんでした。
SVではちゃんと笑えるシーズンを過ごせるよう励んでいきます。皆さんといっしょに切磋琢磨してきますので、よろしくお願いします。
剣盾シングルS31最高最終945位(レート1808) 陽気なうさぎと愉快な仲間たち
こんにちは。ポケモン剣盾シングルランクマッチ、S31を参加した方、お疲れ様でした。3シーズン振りの最終3桁順位でした。ただ目標がレート1900なうえに前期、前々期より最高レート(前々期は最高1826、最終爆死。前期最高1857、最終爆死)が低いですが、シーズンを振り返り、構築をさらに詰めて上に行くために記事にしていこうと思います。
<構築コンセプト>
・伝説2体環境で使い慣れている並びであるザシオーガを使う。
・メタられやすい並びのため、通しやすい一般枠ダイマアタッカー(珠エースバーン)を用意して、全抜きもしくは相手を疲弊をさせてザシオーガを動きやすくする。
・メタモンにガン不利にならないようにする。
<採用順>
1、まずは使いたい伝説2体であるザシアン・カイオーガをそれぞれメタモンに不利になりにくいよう、陽気HSとチョッキで採用。
2、コピーHSザシアンの安定した引き先になり、物理ダイマアタッカーのごまかしや伝説2体とともに幅広く対面選出ができるHBSアッキサンダーを採用。
3、ザシオーガが苦手とするWキュレム日ネクやバドザシ、他イベル入りにも出していけ、オーガ単体が苦手な特殊受けにダイマで破壊できる珠エースバーンを陽気で採用(理由は後述)。
4、エスバが出しにくい相手のザシオーガに強く、また受け構築ホウオウダイナハピヌオーのような構築にダイマを強く使える意地ガマゲロゲを達人の帯で採用(最終日前日まではラムのみ)
5、一貫がありすぎて困る珠サンダーを後出しから受けやすく、急に来て困るトリル白バド入り、ジカルデ入りに抗え、さらに急増していたバドホウオウに対して選出ができるHDまるくなるポリ2を採用し、構築が完成した。
<戦友の紹介>
アルファベットの隣は実数値。()内は努力値。性格補正は努力値の後に↑表記
・ザシアン@くちたけん
ふとうのけん
陽気 H195(220)A194(28)B136(4)C× D136(4)S220(252↑)
HB:A特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっかをなるべく耐える。
A:余りをなるべく高く。A+3ワイルドボルトでHB特化ホウオウを15/16で倒す
D:余り
S:ミラー意識で最速。
最終日に意地から変更した最速ザシアン。ずっと意地にこだわっていたが、最速ザシアン入りに負けることが多く、またメタモンでコピーされた際の引き先であるアッキサンダーが安心して受かりやすくするために変更を試みた。これが功を奏し、ザシアンミラーで強くなったこと、またS加速されても最速なことから上から動けるために倒せるのもちょくちょくあった(B振り控えめイベル、意地ランドなど)ため、変更が大正解だった。
また意地のときは石火採用だったが、ホウオウナットを1匹で崩せる点やオーガへの大きな打点として最終日にワイボを採用したのは正解だったように思う。
雨ふらし
控えめ H183(60)A× B111(4)C220(236+) D161(4)S136(204)
技:しおふき、熱湯、雷、絶対零度
H:宿り木ダメージ最小意識の8n-1
B:余り
C:11n。なるべく高く
D:余り
S:準速マンムー+4(CS振り以外のチョッキオーガミラー意識)
最終3桁をとった3シーズン前からの戦友。チョッキを持つことで比較的オーガミラーやメタモンに対しても強く行ける。ただこいつの体力管理はシビアなので、ダイマもよくさせるのだが、大きく削られすぎると裏から出てきたA特化ザシアンがきついみたいなことはよくあった。氷技については貯水ゲロゲやトドン、ハピラキ、ナットのようなオーガ受けの不利対面でも勝率を0にしたくないので絶対零度(命中20)にしているが、ムゲンダイナへの打点として冷ビにしたさはある。
・サンダー@アッキのみ
静電気
図太い H191(204)A× B149(244+)C145(0)D110(0)S128(60)
技:放電、暴風、熱風、羽休め
H:16n-1
B:ザシアン、コピーザシアンを受けるためなるべく高く
S:準速75族抜き
伝説ルールのHBサンダーはこいつしか使っていない、長らくの戦友。ザシアン、カイオーガと相性の良く、コピーザシアンへの引き先。地面の一貫も切れ、ダイマさせても良し、羽休めでTODしても良し。万能な鳥。ザシオーガ自体がウオノラゴンがきつめのため、えらがみより先に動けるようHB特化ではなくSにも振ってる。これがお互いのHBサンダーミラーにおいて相手の上から等倍で放電撃てるのも良く、泥沼HBサンダーミラーも比較的有利になる。
・エースバーン@命の珠
陽気 H155(0)A168(252)B95(0) C× D97(12)S187(244+)
技:火炎ボール、不意打ち、飛び跳ねる、ギガインパクト
A:火力が欲しいのでぶっぱ。
HD:控えめ特化イベルタルの珠ダイアークの乱数がダイマ時変動(珠ダメ入ったHP295で37.5%から31.25%へ)
S:スカーフの黒バド+ザシアン意識でほぼ最速。
この構築で不利構築に勝つためのエース。今期のMVP。前述のとおり、ザシオーガで苦手なWキュレム日ネクやバドザシほダイマで破壊したり、他にもダイアタックがあることで珠イベルや珠サンダー、珠ゲロゲを加速させない等ができる。陽気採用の理由は構築記事に多い、スカーフ黒バド+ザシアンのSラインがともに180いかないことが多いため、陽気ならスカーフ黒バドなら1ジェットで抜け、ザシアンには素の素早さで上から炎技を撃ち込める。これにより、過去のシーズンで苦手にしていたバドザシへの勝率はかなり上がった。
(ちなみにS30最終13位構築のようなスカーフバドザシともに陽気エスバのSを抜いている構築と襷バド+ザシの構築は厳しい寄りので注意)
ただ意地でない分、火力は珠込みでも足りないと思う部分も正直なところある。またWキュレム日ネクが増えてくるようであれば飛び跳ねるを飛び膝蹴りにするのも一考。
くわえて、並び的にゲロゲかサンダーが珠、エスバが襷に見えやすい構築らしく、珠エスバを相手が考慮できずエスバが受からないということは多々あった。
・ガマゲロゲ@達人の帯
すいすい
意地 H180(0)A161(252+)B95 C× D96(4)S126(252)
A:特化
B<D:ダウンロード対策
S:ミラーで同速勝負ができるよう準速
対ザシオーガ、対ホウオウダイナにかなり強いとされる一般枠+地面枠。エスバが出せない伝説相手のダイマ要員。ただ珠はエスバが持ってるため、ヌオートドンのあくびループを切れるようにラムのみを持たせていたが、火力が思ったより低くザシアンもオーガも返り討ちを食らったのと、ナットレイが全然減らないため、最終日になり達人の帯を持たせて、みがわりをかわらわりにしたが要検討。対オーガに対する動き方をもっと深めないと相手のザシオーガへの勝率が上がってこないため、S32の最重要課題。
アナライズ
なまいき H191(244)A100 B116(44)C125 D157(220)S72(0)
技:冷凍ビーム、イカサマ、まるくなる、自己再生
H:16n-1
B:あまり
D:C特化サンダーの珠ダイジェットを乱数2発(21.87%)
はびこる対黒バドだけでなく、かゆいところの伝説を対策する一般枠。珠サンダーも悪い乱数を引かなければひかえめ珠ジェットは後投げから受けてダイマを枯らせる。ザシオーガのポリ2はHBが多い傾向にあるためか、珠サンダーは初手ダイマしてくることも多かったので、HDで正解。また物理アタッカー(特にジガルデ、ホウオウ)を要塞化して受け切るためのまるくなるは数的優位をとった際の相手への負荷が大きく、相手が黒バドホウオウナットという場合は、黒バドを処理すれば残り相手にまるくなるTODして勝ちを何度もやった。
元々冷ビの枠はアッキサンダーに羽休めされた際でもみがわりが割れるトラアタにしていたが、他の役割対象であるジガルデのみがわりを壊せないのが致命的だったために変更。
このポケモンがいるだけで黒バド側は窮屈になるようで、初手のザシアン黒バド対面でダイサイコ撃たれる場面が何度もあった(悪巧みをされるのが嫌で初手対面はだいたい突っ張る)。
<選出について>
・対ザシオーガ
ゲロゲ+オーガサンダーザシアンから2体
・対黒バドザシアン
オーガorザシアン+ポリ2+エスバ
・対ザシイベル
ザシアン+オーガorエスバorゲロゲorサンダーから2体
メタモン入りにはサンダーオーガ、トドンがいるときはゲロゲorエスバ@1
・対ホウオウ黒バド
ザシアン+エスバorサンダー+ポリ2orオーガ
同居するナットの被選出率が100パーなので、ナットに強いポケモンは2匹欲しい。
・対イベル日ネク
エスバ+ザシアン+オーガorゲロゲ
トドンと貯水に見えるゲロゲがいるときは必ずゲロゲ。ほぼエスバでダイマ。
・対キュレム日ネク
エスバ+ザシアン+オーガ
・対ホウオウダイナ
ザシアン+サンダー+ゲロゲ
ゲロゲでほぼダイマ確定。いかにゲロゲを通せるかがカギ。
・対ゼルネ入り(黒バド、日ネク)
エスバ+ザシアン+オーガorゲロゲ
水無効枠がいるときはゲロゲ、いないときはオーガがほどんど。
相手のザシオーガ、ホウオウダイナ以外は全てエスバの選出を考える。
<きついポケモン>
・カイオーガ。
立ち回りが難しく感じるポケモン。ガマゲロゲと相手のオーガでダイマ切ったとき、ゲロゲより素早いのはダイアイス+ダイストリームで落としに来るし、遅いのはダイスト2発で来る。前者ならば次のダイストを耐えられるようダイアースから入りたいが、後者ならダイソウゲン2発が望ましい。この立ち回りがうまくいかなくて落とした試合がちょくちょくあるので、課題。
・ゼクロム
ザシアンにじゃれがなく、またAを下げられるポケモンがいないので、全抜きされかねない。エスバでダイアタックしてS上昇をさせないか、ガマゲロゲのダイマで頑張る(よく同居する裏のナットがきついので難しい)。
・ジガルデ
まず数的優位をとらないといけない。加えてマヒの試行回数、サウザンアロー急所を稼がれやすいので、まるくなるポリ2も突破されてしまうと何もできない。
瞑想鬼火の傘ルナアーラという対ザシオーガ専用の型に当たったらまず無理。前期になって急に増えた気がする。
・ルギア
電磁波アッキ型、電磁波ゴツメ型もきついし、オーガの雷ですら受けきって瞑想の起点にされたことが何度もあった。ノーウェポン型もきつく、こいつは吹き飛ばしのタイミングでダメージを与えて吹き飛ばしでエスバが出てくるのを願い上から珠ダイアーク撃つしか勝てない。
こちらにヌオーがいないことからガン不利構築なので、ダイナを剣舞ザシアンで突破した後、コピられた剣舞積んだザシアンのきょじゅうにサンダーを投げマヒらせるしかない。
オーガの水技に受けだしてくる関係上、雨C1上昇の攻撃に後投げがしにくいので、釣り交換でゲロゲを出すか死に出しエスバのダイマ、またはオーガで零度くらいしか勝ち方がない。
珠ランドがめちゃくちゃきつい。オーガすら破壊してくる化け物。ジェットで加速される前にザシアンのきょじゅうで倒すか、こっちのダイマを合わすしかない。初手でエスバとランドが対面してしまったら剣舞がいちばん嫌なため、強引にダイアタックしたこともしばしばあった。
・ホウオウディアルガ(+ナット)
ザシアンで崩せなかったらほぼ負け。いかにディアルガを早く倒せるか。
・ラッキー
歌うと甘えるを採用のラッキーが増えたため、物理ポケモンでも突破が容易ではなくなったポケモン。ゲロゲもエスバもこいつにダイマを何回枯らされたことか(そのためにゲロゲを甘える透かしのみがわり、歌う命中しても大丈夫なようにラムのみにしていたくらい)。
・ヌケニン
前期運がよかったのかまるっきり当たらなかったポケモン。ただポリ2がアナライズでふしぎなまもりをトレースできないこと、ザシ・オーガともにヌケニンに打点がないことで構築単位でめちゃくちゃきつい。まるっきり当たらなかったため、最終日はヌケニンを切ったし実際最終日は20戦やって1戦も当たらなかったが、もし増えてくるようならこの構築は見直しが必要となる。
<最後に>
こうやって見てみると重いポケモンが多く、また目に見えるプレミも多かったためそりゃあ勝ち切れないが、ある程度割り切り、黒バド入りをを厚めに見た構築だったからか最終日は20戦中15-5とよく、最終3桁にまでは戻せた。仕事の疲れが抜けずに最終日に早めに撤退してしまったのは悔しいところ。S32はザシオーガでぜひとも最終レート1900を達成するべく励んでいく。禁伝2匹環境6か月目に突入。あと2か月頑張りましょう!
【S28 最終887位 レート1838 リベンジザシオーガ】
こんにちは。はるみんです。
伝説2体ルールで初めて最終3桁順位を達成できました。
レート1900にも届かず悔しいシーズンではありましたが、上を目指すためにも自分で考えた構築を振り返り、反省すべく記事にしておきます。
〇構築経緯
1、前期最終的に溶かしレート1700にも届かなかったザシオーガだが、伝説1体ルールから使い慣れてるうえに好きな伝説2匹なので、リベンジしたいと強く思いザシオーガから再スタート。
2、まずはカイオーガから見直し、前期の記事にあったオーガメタにもワンチャン掴めるうえにメタモンにも強くなれ、ダイマの撃ち合い、ザシアン受けの多くのポケモンにも強い、絶対零度持ちの突撃チョッキオーガを採用。
3、オーガが遅いことで苦手なムゲンダイナや、Wキュレムやゼルネアス、イベルタルに強く、ダイマを使わずに相手のダイマと撃ち合えるザシアンをHSで採用。
4、オーガの雨とのシナジーがあり、オーガが苦手な特殊受けや水無効ポケモンに強く、相手のザシオーガに強く出していけるすいすい物理珠ゲロゲを採用。
5、オーガゲロゲとザシアンの強力なストッパーになるヌケニンに砂やステロで強く、ジガルデやルギア、コスパダイナなどの積み伝説を流せ、物理特殊どちらの一般枠の初手ダイマ枠にも耐えてあくびで弱くできるカバルドンを採用。
6、ザシアンをメタモンにコピーされた際の引き先や運の押しつけができ、相手のザシアンにも抗え、ザシオーガで苦手なチョッキホウオウのダイマ枯らしができるアッキサンダーを採用。
7、ここまでゴーストの一貫が酷く黒バドに対抗策が少ないのと、竜舞積んだゼクロム、相手のすいすい珠ゲロゲのストッパーになれ、あらゆるポケモンの誤魔化しができるスカーフメタモンを採用し、構築が完成した。
8、構築をつくるにあたり、S27最終20位のあるさんのザシオーガはかなり参考になった。
https://arumix1010.hatenablog.com/entry/2022/03/01/200842
〇コンセプト
・S27でメタられ続けたザシオーガでリベンジする
・相手のメタモンに怯えず安定した選出をする
・相手のザシオーガに全部勝つ
・相手のザシアンメタ、オーガメタのポケモンにもワンチャン掴めるようにする
〇ポケモン紹介
カイオーガ@チョッキ
雨降らし
控えめH183(60) B113(20) C220(236) D162(12) S134(188)
H:8n-1
B:A231ザシアンのじゃれ最高乱数切り耐え
C:11n
D:余り
S:準速マンムー抜き抜き
潮吹き、熱湯、雷、絶対零度
1番選出した軸になっていたポケモン。
絶対零度を採用することでハピヌオー入りにも出すことができ、ラス1オーガが不利をとるオーガ受けに対してもワンチャンを掴めた。
ダイマ性能も高く、チョッキを持たせることでメタモンにコピーされてもかみなりマヒ以外では焦ることがなく、また黒バドや特殊イベルとのダイマの撃ち合いだけでなく、Wキュレムやディアルガ等の水技を2分の1で受けてくるオーガに強い伝説に対しても素早さを準速マンムー抜き抜きにしてることで上からダイストリームでゴリ押して撃ち合うことができるのは良かった。また副産物は相手のアッキサンダーがアッキ食った後でも羽休めに合わせて引けた場合、オーガの水技かダイマで倒せることが多く、アッキサンダーで止まらなかった。
ゲロゲをダイマで通すための雨始動役になることがちょくちょくあり、相手の様子を見るためにオーガではダイマしないということもゲロゲ選出時にはよくあった。この環境だと物理ダイマ(竜舞珠日ネク、チョッキホウオウ)に撃ち合うこともかなり多いため、Bにもっと回しても良いかもしれない。タイプ相性をことごとく覆えされて倒された。
ザシアン@朽ちた剣
ふとうのけん
意地H193(204) A220(76) B138(20)C× D136(4) S194(204)
HB:遅いA+1特化ザシアンのきょじゅう+せっかをなるべく耐えられるように高く(きょじゅう150~177、せっか20~24)。
A:11n
D:余り
S:S+1の準速日ネク抜き。S振ってる意地ザシアン、遅いムゲンダイナ、意地スカーフノラゴン意識。
8世代のメガクチート。構築の非ダイマなエースなのだが、パーティのきつい部分を補完していたポケモン。
ザシオーガできつくなりがちなナット、ディアルガを殴り、初手のWキュレム対面で裏のネクロズマにも負荷がかけられるインファイト、
ヌケニンへの打点、悪ウーラのカウンターケア、Bダウンの上振れによる火力補助、アッキサンダーの要塞化を防げるかみくだく、
リフレク型も含めムゲンダイナへの最大打点を叩きこめ、壁構築が辛くならないサイコファング
の技構成にした。
じゃれが欲しい場面も多々あった(意地スカーフノラゴンの迅速な処理、対サンダー、対ヌオーへの打点、)ので、技は再考の余地あり。この4つの技構成で使ってる人は中々いないはず。じゃれがないのでザシアンがコピーされた際にはアッキサンダー引きが安定し、交代読みかみくだくやサイコファングされた場合でもアッキがあることで羽休めで受かりやすかった。
最終日あたりは最速ザシアンが多かったようだが、4桁帯では中々当たらず、ザシアンミラーではだいたい上とれたし、意地珠日ネクにも竜舞後も殴れるので、Sを伸ばした意味は大きかったように思う。
ガマゲロゲ@命の球
すいすい
意地H181(4) A161(252) B95(0)C× D95(0)S126(252)
H:あまり
A:火力が欲しいので特化
S:意地控えめミラーも考慮し準速
たくさんダイマさせたダイマエース。タイプ一致のメインウェポン2つに相手のオーガや草4倍の水無効、ヌオーを殴るパワーウィップ、雨下で強力な中間択となるみがわりとした。
ゲロゲはめちゃくちゃ流行っているので対策はされていたが、それでもなお活躍してくれた。みがわりはダイマが切れた後の相手のダイマ枯らし、ゲロゲの圧力でダイマを切ってくる相手へのダイマずらしもでき、ダイウォールになれるのも便利。
しかし格闘技がないのでナットレイには無力だし、岩技がないのでヌケニンにも無力なのは脳死ダイマをさせにくくさせてたので技も再考の余地あり。
砂起こし
腕白H215(252)A132(0) B170(132)C× D108(124)S67(0)
HB:A161ゲロゲの球ダイストリーム、最高乱数切り耐え、A
HD:C194サンダーの球ダイジェット、最高乱数切り耐え
地震、あくび、ステロ、吠える
ザシオーガと相性が良いステロ撒きと積みポケモンへの流し役。しかし、そもそもダイナはホウオウと組まれることが多く、オーガサンダーザシアンorゲロゲの選出で固まっていたうえ、
ジガルデにはラス1で吠える出来ない状況にされ逆に起点にされて3タテいたため、選出しても活躍があまりなかった。この枠は要検討。おそらくジガルデとやりあえ、ゴーストの一貫を切れる丸くなるポリゴン2あたりが候補。
サンダー@アッキのみ
静電気
ずぶといH191(204) A× B148(236)C145(0)D110(0) S129(68)
H:16n-1
B:余り。相手のザシアン、日ネク、ホウオウを受けられるようになるべく高く。
S:準速ノラゴン抜き抜き。アッキサンダーミラーで上から動くのを意識
暴風、放電、熱風、羽休め
メタモンコピーされたザシアンや相手の日ネクやホウオウのダイマの誤魔化し、相手のザシアンの誤魔化し要員。アッキサンダーなら本来熱風の枠がみがわりだが、構築単位でナットレイがきついのとマヒしたザシアンの迅速な処理をするために熱風を採用した。火力がないためダイマ要員には向かないが仕方なくダイマさせることは度々あった。
変わり者
HS252 D4
変身
ゴーストが一貫するこの構築で唯一黒バドを誤魔化せるポケモン。他にも相手のザシアンを含め荒ゆみポケモンの切り返しを任せた万能ポケモン。スカーフの型以外は寒気がするのとサイクル参加して削れることはよくあるので襷も考えられず、スカーフ一択。
〇選出について
・ザシアン+オーガ+サンダーorゲロゲ
基本選出。相手のメタモン入りにはサンダー。ホウオウ入りにもサンダーが多かった。
初手はだいたいザシアン。ホウオウダイナにはホウオウの初手ダイマを強要させてなるべく弱く使わせられるようにオーガから入った。
・メタモンorザシアン+オーガ+ゲロゲ
相手のザシオーガに対して。相手のザシオーガにもゲロゲがいる場合はメタモンを絶対選出していた。
相手のバドザシに対して。黒バド草技をない前提で動いていた時はゲロゲを選出していた。
・ザシアン+オーガ+カバルドン
相手のヌケニン+ジガルデみたいな構築に対して。
〇きついポケモン
・黒バドレックス+ハピナス。
黒バドの処理をメタモンに一任しがちなため、コピー黒バドを一貫させられなかったり、スカーフ黒バドとの同速勝負で負けたり。初手にオーガを出し、ハピを早めに引っ張り出して零度かゲロゲで迅速に処理出来た場合は勝てていた。
・剣舞最速ザシアン+ヌオー
アッキサンダーはマヒらせないかぎり剣舞ザシアンには弱めなのできつい。メタモンでザシアンをコピーしてもヌオーがいるので切り返しが難しい。
・チョッキホウオウ+メテビダイナ
初手のオーガホウオウ対面はホウオウがダイマしたら有利なので、雨状態でアッキサンダーに引いてダイマを枯らしていたが、裏のダイナにサンダーが起点にされやすい。最終日に当たりすぎて発狂していた。
・ジガルデ入り
カバルドンで流せるはずが相手もカバルドンの対処を分かっているので、前述したような起点のされ方で3タテもされていた。それに加え、マヒせずともチョッキオーガより早いジガルデが多く、上からみがわりでオーガのダイマターンを枯らされるようなこともよくあった。
・ガラルヒヒダルマ
氷と地面の技範囲がきつい。スカーフ型とタスキ型どちらもきつい。初手にザシアンを出して対面させオーガに引いた時に一貫する地震を撃たれた場合はこいつ1匹で崩壊していた。ザシアンを投げてからフレドラや地震、とんぼを誘ってアッキサンダーに引くような動きをしていたが、あまり強い動きではないため、何かしら対策を立てる必要がある。
・ジェット持ちホワイトキュレム
ガラルヒヒダルマと似たような技範囲。基本ザシアンで見ているため、ジェットを積まれた場合は上からのダイアース、ダイバーンで崩壊する。メタモンでコピーしてもあまり切り返しにならないのもきつい要素。
〇総括
前期よりは成長出来たとはいえ、記事を書いていて、まだまだ上を目指すためには考察不足な面が見えてきた。特に黒バドやジガルデに弱かったのは今後対策を考える必要があり、ガラルヒヒダルマやWキュレムなどの氷と炎、地面の一貫があるポケモンに対して安定択を増やしていくのも必要だと感じた。
S29は忙しい4月なのだが、レート1900を更新して強くなりたい。
【S21レート1910最終917位】8世代のポリクチ
こんにちは。
ポケモン剣盾シングルランクマッチS21において、目標にしていた2シーズン連続の最終3桁と、人生初のレート1900越えを達成しました!
しかしながら未熟な部分が多かったので、見つめ直す意味で記事を書きたいと思います。
○構築経緯
まずはじめに、ダイマックスがないルールということで自分が対戦を始めた7世代に似てるなと思ったことから、7世代に愛用していたポリゴン2×メガクチートを8世代でも再現出来ないかと考え、火力のえぐさ、タイプが同じことに加え、伝説ポケモンでもナンバーワン級の強さを誇るザシアン(王)をまず採用。ザシアンに強い霊獣ランドロス、日食ネクロズマ、黒バドレックス、ウルガモスに強く出せるポリゴン2が本当ザシアンと相性が良いと感じた。これでポリクチが揃ったことで取り巻きを考えていった。
ザシアンを使うことで障壁となり、ポリゴン2でも対処が難しい課題として、
①相手のスカーフメタモンへの対策
②ザシアンのA上昇を無視し一方的に受けてくるヌオーへの対策
③ザシアンミラー
④カイオーガ、Gヒヒダルマ、エースバーンの高火力スカーフポケモン
を挙げた。
①の対策として、ザシアンのSを落としメタモンをコピーされても上から炎技で倒せるスカーフエスバを採用。
②には、草技を覚えヌオーをキャッチし、毒の対処も可能なカゴのみゴチルゼルを採用。
③にはザシアンを地震鮫肌ダメで対面処理できる襷ガブリアスを採用。
④には炎技、水技を4分の1に出来、オーガ軸に強くなれる耐久振りハチマキウオノラゴンを採用した。
しかしながら、②と④以外の対策は対面処理が難しく、サイクル戦には不利をとった。またザシアンヌオー対面でゴチルバック読みの行動をされることや、受けループ、ヌオー入り以外にはゴチル出せず腐ることが増えたので、パーティの見直しを始めた。
その結果、自分のザシアンの技構成がHBサンダーに有効打が少ないことに着目し、メタモン対策と静電気の試行回数、ゴツメダメ回数でザシアンミラーにワンチャン掴めるのでHBゴツメサンダーをガブをOUTさせ採用(何より相手のゴツメサンダーの運ゲにイライラしてたのでその仕返しの意味もあった)。
また、フォロワーさんに未来予知によるヌオーの崩しを教えてもらい、受けループを崩せるかつ相手のHBサンダーに特殊高火力をぶつけられるカプテテフをゴチルOUTさせ珠で採用し、構築が完成した。
○単体紹介
・ザシアン(王の剣)@くちたけん
ふとうの剣
意地 H220 A100 B44 D132 S12
A:ASザシアンをサンダーのゴツメダメ+A↑1きょじゅうざんで高確率で倒す。HSザシアンをサンダーのゴツメダメ2回+A↑1きょじゅうざんで倒す。
HB:A166霊ランドの地震+ゴツメダメ確定耐え、A197スカーフ霊ランドの地震確定耐え、コピーされたメタモン(ザシアン)のA↑2きょじゅうざんを50パーの乱数で耐える(178~211)
HD:臆病カイオーガのスカーフ雨しおふきを最高乱数4つ切り耐え
S:最速ガブリアス抜きで、準速エースバーン抜かれ
きょじゅうざん、聖なる剣、ワイルドボルト、剣の舞
この構築のエースであり、ほぼ全試合に出した。鉄壁積んだ鋼が嫌で聖なる剣、ドヒド入りやホウオウ軸に出せないのが嫌でワイボ採用。ザシアンミラーにはSをあまり振ってないことで処理を他と組み合わせる必要があったが、スカーフオーガと初手対面した際も突っ張りができること、黒バド相手には少し削れていてもポリ2引きだけでなく突っ張りの選択肢がとれる等、耐久振りであることの恩恵も多く受けたようには思う。
しかしながら、HSないし終盤増えていたA236振りザシアンのが正直強そうであり、じゃれつくがないことの弊害(後述)も結構感じたため、来期は要検討。それでもずっとこのポケモンの性能を信じて戦い続けた。
ポリゴン2@きせき
アナライズ
なまいきH244 B212 D52
H:16n-1。自己再生の回復量最大
B:C↑1のC217黒バドのサイコショックをステロ込みでもほぼ2耐え。A197の霊ランドの地震を乱数3発(再生の回復が追いつく)。
D:C↑1のC187ウルガモスの火炎放射2耐え。C↑1のC217黒バドのサイキネを乱数2
発。
ザシアンの新たな相棒。ザシアンの苦手なポケモンを受けるために全て耐久に振った。性格をのんき、なまいきのどちらにしても実数値が変わらなかったためなまいきでB振りにしたが、サイキネ採用の黒バドが若干キツく、2耐えまでDに振っても良かったかもしれない。
7世代にいたウルガモスに強いポリゴン2を思い出し、わざと炎の身体に触れ火力を押し付けるべく空元気にしたが、ガモス入りとそこまで当たらなかったので、自分の裏のザシアン、ノラゴン、テテフでの上からの制圧をサポート出来る電磁波のが良かったかもしれない。
・サンダー@ゴツメ
静電気
図太いH204 B244 S60
H:16n-1
B:ザシアンとザシアンコピーのメタモンを受けるため、なるべく高く
S:準速ウオノラゴン抜き。麻痺した場合のザシアンコピーのスカーフメタモン抜き
暴風、ボルトチェンジ、羽休め、熱風
上振れを狙える今までの環境最強ポケモン。対ザシアンやコピーザシアン、ウオノラゴン、ゴリランダー用。こっちのザシアンをメタモンにコピーされてもじゃれがないので、サンダーでの受けが安定しやすい。マヒに頼るだけは正直犯罪級なため、基本的にはゴツメを絡めたり、熱風での処理を心がけたが、勝てるときはだいたい麻痺が入るとき。あとこいつを採用しないとザシアンと地面タイプが対面した際に地面の一貫を切れないので、欠かせない存在。
今までとは違い、ダイジェットができないのでエース運用は難しく、クッション運用での採用。
・エースバーン@スカーフ
リベロ 意地AS252 D4
フレアドライブ、ダストシュート、ダメ押し、けたぐり
メタモン対策と相手のザシアンを上から縛るポケモンではあるが、終盤はその役割をサンダーに任せ、対サンダーオーガ、構築単位で重い準速レジエレキ、スカーフヒヒダルマの処理役が主だった。ザシアン、レジエレキ、ヒヒダルマを外しの考慮をすることなく確実に処理出来るフレアドライブ、サンダーオーガ+取り巻きのカイリューに一貫(ナットには無効化されるが)するダストシュート(命中不安をここは無視)、黒バドを上から叩くダメ押し、守るとの択、ゴーストタイプ引き反動リスクを回避できるうえ、ダイマックスで防がれることなく、軒並み体重が重い伝説枠にも高火力が出るけたぐりを採用。
しかしながら、後者2つは裏にも一貫することが少なかったため、基本フレドラとダストばかり撃っていた。ダメ押しの部分はとんぼ返りでも良かったかもしれない。
・ウオノラゴン@こだわりハチマキ
頑丈顎
意地H12 A148 B4 D140 S204
耐久素早さ調整の参考元(若干の努力値の変更あり)↓
https://taroimo131.hatenablog.com/entry/2021/08/04/203305
対オーガ軸(主にサンダーナットオーガ)に選出し、雨にタダ乗りして全てを破壊してもらうエラがみマン。Dに耐久を回しているため初手に投げなくても良いが、基本初手に投げていた。ノラゴンの採用理由であるエラがみは確定として、頑丈顎補正が乗りつつヌケニンに抜群がつける噛み砕く、ドヒドへの最大打点のサイコファング、今までのルールではダイウォール媒体だったが、カバラグのあくびに後投げしてもなんとかなるようこのルールでも寝言を採用。ザシアンが呼びやすい地面、炎枠を処理してくれるのが優秀。
・カプテテフ@命の珠
サイコメイカー
控えめH108 B44 C252 D4 S100
H:16n-1。命の珠ダメージ最小。
B:A200悪ウーラの暗黒強打+珠ダメをほぼ耐え
C:特化
D:あまり
S:準速ウオノラゴン抜き
最終日3日前あたりから採用。汎用性を落とさずヌオーを処理出来る未来予知カプテテフ(その型はチョッキ)をフォロワーさんに教えてもらい、技と耐久調整は自身で考えた。ザシアンキツい物理受けを対面処理出来るだけでなく、未来予知を絡めることでサイクル中の処理も可能にした。珠サイコショックできせきラッキーを落とせるように採用したが、ラッキーが全然出てこなかったため、未来予知読みで突っ張るヌオーもよく出てきたことからサイキネの方が良かったかもしれない。気合い玉はナットやドラン用。
対受けループではテテフでザシアンの障壁を崩すことを一任してる。ゴチルとは違いサイクルカットができないので、テテフの未来予知の撃つ回数が重要。体力管理ができるよう残飯や毒毒をリセットできるねむカゴもあり。
○基本選出
・対ザシアン軸
ザシアン+サンダーorエスバ+ノラゴンorテテフorポリ2
ザシアン軸が多いのにたくさんそれに負けた。だいたい3割程度。そのためなかなか選出も定まらなかった。ここを改良出来たらさらにレートは上がってた。
・対黒バド軸
ザシアン+サンダー+ポリ2
相手側はほぼほぼ黒バドウーラ@1なためこの選出。ヌオーが同居してるとノラゴンかテテフは必要なため持っていくと、黒バドのエサになるため苦しかった。勝率は4割程度。襷黒バドでなければ勝率はまだ上がる。
・対オーガ軸
ノラゴン+ザシアン@1
相手はだいたい襷ガブorカイリュー+サンダー+オーガがよく選出してきた。エスバが1番多く、相手に襷ガブがいる時はポリ2かサンダーを選出していた。勝率は6割程度。
・対ダイナ軸受けループ
ザシアン+テテフ@1
相手はだいたいダイナ+ヌオーorドヒド@1なため、この選出。最終日2日前に未来予知テテフが有名実況者に動画化され、ラティ兄妹、イエッサン、ヤドキング等テテフ以外からの未来予知による崩しが終盤増えたらしく、テテフの未来予知がなかなか決まらなくなっても来ていた。そのためテテフの行動回数が重要で、ザシアンヌオー対面地震安定にならないよう、だいたい地面の一貫を切り、ヌオーから引いてくるポケモンに対面操作が出来るサンダーをよく選出していた。しかしながらザシアンがムゲンダイナより遅いことが多いのでダイナの上からの制圧がきつく勝率は4割程度。
・対ホウオウ軸
ザシアン+ノラゴン@1
だいたいテテフでたまにサンダー、ポリ2を選出していた。ザシアンにワイボがあることでホウオウ軸への勝率は高かった。だいたい7割。
・対イベル軸
ザシアン+テテフ+@1
テテフが比較的取り巻き(ドヒドヌオーガラキン)にも強いため確定。あとはサンダーかポリ2を選出していた。勝率はかなり良かった。だいたい7割。
・対ゼルネ軸
ザシアン+サンダーorノラゴンorテテフorエスバから2体
壁貼りがロンゲかクレッフィならテテフを初手投げしサイコフィールドにしてからすぐザシアンバック。壁貼りがレジエレキなら初手エスバで上から処理。ゼルネと同居している地面、炎枠がよく出てくるのでノラゴンもほぼ必須級だった。しっかり練られたゼルネ軸はザシアン軸でもめちゃくちゃきつく、また電気の一貫があるので、最速レジエレキにはぐちゃにされる。有利伝説にしては勝率はそこまで良くなく、5割程度。
・対日ネク軸。
ザシアン+ポリ2@1
基本はエスバかノラゴンを選出。ポリ2にイカサマがあるのだが、蓋を開けてみたら日ネクが止まらない。特にゴツメ型はイカサマが接触技なことや回復技搭載なことから、メテドラの削りとイカサマの削りのダメージレースで勝つのが難しかった。勝率は4割程度。
○重いポケモン
・早いザシアン
この構築の大きな欠陥。エスバザシアン対面で上からの処理をなかなかさせてもらえないので、基本サンダーにかかっている。来期の要改善事項。
・襷黒バド
ザシアンの攻撃やポリ2のイカサマを襷で耐えられるので、上から2度の攻撃が厳しめ。
・ゴツメサンダー
相手の使うサンダーの静電気率は7割近いので、どうやってくぐり抜けるかが鍵。
また電気の一貫を切ってないことも重い原因。
・ウオノラゴン
水の一貫はこっちのノラゴンで切っているため、ノラゴンのエラがみに相手の貯水ノラゴンを出されると引けない。またザシアンがじゃれがないことも痛手。意地ハチマキならばサンダーやテテフで処理できるが、すなかきや貯水、陽気ハチマキは
切った。
・ゴツメ日ネク
前述の通り回復技とゴツメでの削りがポリ2に対して痛手。
弱保羽休め型にポリ2が起点にされ何度か3タテされた。ハチマキ型も場を荒らされてなかなか厳しめ。
・ムゲンダイナ
来期の要改善事項。ザシアンが遅いため、火力あるダイナの場合放射2発が厳しいのと、守るみがわりできょじゅうざんのpp枯らしも痛い。あと初手対面した際、上から様子見みがわりをされるかヌオーに引かれるか、相手が選びやすいのも痛手。
記事を書いているとこんなにも未熟な部分があったんだなと浮き彫りになり、剣盾の最高レートをよく70も更新できたなと思うくらい不思議。しかし、新ルール1月目で前期立てたレート1900の目標を達成したのは褒めたいと思う。これからさらなる飛躍ができるか、または牛歩で元に戻るかは自分次第だと感じている。奢らず立ち回り強化、構築力強化、運気を上げるよう徳を積むのをしていきたい。
ここまで見てくださってありがとうございました。何か質問やアドバイスがありましたら、こちらの記事にコメントください。
追記:2021年9月6日に編集追記しました。
【剣盾シングル】念願の最終3桁達成!S20最終729位(レート1838)構築。不死鳥と土地神様
こんにちは。
ポケモン剣盾ランクマシングル、S20にて念願だった最終3桁順位をようやく達成することができました!
サブROMTNはる 最終729位(レート1838)
楽しかった冠環境が終わる時に目標を達成することが出来て本当に嬉しいです!!
来期からルールが変わるので来期の参考になりませんが、記念に構築記事を書きたいと思います。
〇構築の経緯
S19で惜しくも最終3桁をのがした(1002位)エスバミミマリルリ構築で序盤は潜っていたが、S19最終1位の方が構築記事で言っていたように物理偏重の環境で、 その対策が多く物理アタッカーでエース運用をしていくのが難しく感じ、メインROMでもサブROMでも15000位あたりをうろちょろしていたのと、エースバーンの自覚が無さすぎて技を外し過ぎたため、構築を1から見直すことにした。
構築のヒントにレンタルから良いのがないか探していたところ、
S19で11位のとっつぁんさんの壁ガラルファイヤー構築 https://tottuanpoke.hatenablog.com/entry/2021/07/02/175605
が使いやすくてしばらくこれをレンタルして戦っていた。
戦う中で相手のレヒレが重いことやGファイヤーが出せない時にエスバを通すのが難しいと感じ、自分なりに構築をアレンジしてみることにした。
使用感が良かったGファイヤー+壁ドラパは変えず、①Gファイヤーの出せないバンギ、ピクシー、ナマコヌオー入り受けループに強い型破りドリュウズを壁下で強く使うため弱保を持たせてまず採用、
②Gファイヤーをエースにする際の相手の切り返しに使われるダイマミミッキュに強く出られ、詰めに欠かせないミミッキュを最速珠で採用
③ドラパGファイヤー相手に選出率100パーだったカプレヒレに強く、引き先のランドロスに対しても抗えるようジバコイルを頑丈イバン型で採用
④エースが倒せなかった相手へのスイープ能力が高く、ドラパに後出しして壁ターンを稼いでくるポリゴン2に有利をとりたいため、水ウーラオスをハチマキで採用
しばらく終盤までこれで行っていたが、ドリュウズが相手の高速アタッカー(特に水ウーラオス)にやられることが多く選出しづらかったため、Gファイヤーが出せない時のダイマエースに出来るランドロスを採用し、構築が完成した。
〇個体紹介
・ガラルファイヤー@オボンのみ
控えめ 逆上
H180 B4 C132 D4 S188
燃え上がる怒り 暴風 みがわり 悪巧み
HD:C特化ポリ2のれいとうビームをみがわりが壁下で13/16で耐え
C:なるべく高く
S:1加速で最速130族抜き
上記の原案であるとっつぁんさんのGファイヤーの努力値調整、技はそのまま採用。壁下での耐久値は化け物クラスで上記の冷Bはもちろん、火力がないサンダーの電気技すらみがわりが耐えるため、悪巧みを積みやすく、また逆上の発動によるダイマ同士の撃ち合いも強く、ポリ2、レヒレ、サンダーに対しては有利不利を逆転できる、相手をバンバン倒してくれた最強ポケモン。Sラインも絶妙で快電波持ちサンダーのほとんどを相手に上からみがわりして快電波をかわせた。ダイマが切れた後のみがわりも相手のダイマ枯らしに大いに役立った。相当に不利な相手がマッチング時にいない限りは基本選出していた。
・ドラパルト@光の粘土
臆病 呪われボディ
HS252 D4
リフレクター 光の壁 呪い 熱湯
H:振り切り
D:ダウンロード調整 D>B
S:最速
原案とは型を変えて運用。原案だと最速スカーフ75族(ウオノラゴン、パッチラゴン)に上から竜技撃たれて落ちてしまうため、最速に変更。また熱湯の前は鬼火にしていたが、Gファイヤーといっしょにいる時点で壁ドラパと読まれやすくダイマを切ってこなかったり、また攻撃技がないことで削れた相手を落とせないデメリットを感じていたりしたため、疑似鬼火として採用。このことで後述する先発ジバコイル、2番手ドラパルトが強くつかえ、
ジバコで削りきれなかった相手を熱湯で倒す→相手がアタッカー判定し死に出しのポケモンのダイマに合わせて壁を貼る動きがハマり、相手のダイマを弱く使わせることができた。
霊獣ランドロス@フィラのみ
意地っ張り いかく
H124 A36 B4 D92 S252
地震、空を飛ぶ、岩雪崩、剣の舞
H:フィラのみを効率よく活かすため、4nかつ3n
A:11n
B:余り。壁下ダイマ時の点敵である水ウーラオスのA特化水流連打の乱数を変える。
(無振り84~98、4振り78~92)
D:ダウンロード対策 D>B
S:1加速で最速ドラパルト抜き
Gファイヤーが通しにくいポケモン(主にバンギラス、ウツロイド)がいるときのダイジェットエース。終盤に急に入れたため、フィラのみに関してはもっといい案があったかもしれないが、選出したときにはちゃんとエースとして仕事してくれた。サンダー対面は羽休め択でも基本ずっと岩技押していた。
ジバコイル@イバンのみ
控えめ 頑丈
CS252 D4
ラスターカノン 10万ボルト こらえる てっていこうせん
C:振り切り
S:遅いカプレヒレ意識で準速
構築単位で重い対カプレヒレ要員。初手にレヒレがめちゃくちゃ来るので、レヒレ入りには基本初手投げしていたが、頑丈イバンによる対面性能の高さからレヒレ入り以外にも選出したときは初手投げが多かった。ジバコが初手にいることで2番手に投げるドラパが壁と読まれにくく、いろんな役割を果たしてくれた。
ミミッキュ@命の珠
陽気 化けの皮
AS252 H4
ゴーストダイブ じゃれつく かげうち 剣の舞
ダイマGファイヤーを切り返してくる相手のミミッキュに強くするために採用。原案のミミッキュは耐久アッキのみだったが、どんなミミッキュ相手にも上からゴースト技を撃ちたいので最速にした。スイープ、詰め役を任せたかったが、耐久の低さからだいたい選出したときはダイマエースの前に出して相手のパーティを荒らす役割になっていた。こう思うと詰め性能はアッキ型のが高いかもしれない。
水ウーラオス@こだわり鉢巻
陽気 不可視の拳
AS252 B4
インファイト 水流連打 冷凍パンチ 雷パンチ
ミミッキュが出せない場合のスイープ役兼受け崩し要員。受けループ相手にはランドを止めてくるヌオー、Gファイヤーを止めてくるバンギラスがよく出されたため、こいつにダイマを切ることが多く、そうすると勝率が高かった。スカーフと迷ったが、火力の高さをとったため、最後まで鉢巻で運用した。ちなみに上からドラパミミウーラと並べることで対面構築と思わせ壁ドラパと悟られないようにしていた。
○選出について
・ドラパ+Gファイヤーorランド+ミミorウーラ
基本選出。これを理想として組んだが、できたことはそこまで多くない。
・ジバコ+ドラパ+Gファイヤーorランド
レヒレ入りに。正直レヒレと死ぬほどあたったため、選出パターンはこれが最多。
・ジバコ+水ウーラ+Gファイヤーorランド
対受けループ。基本ジバコで荒らして水ウーラで破壊していた。Gファイヤーの選出誘導が役立っていた。
○きついポケモン
・特性てんねんのポケモン
型破りドリュウズを抜いたことにより、積みエースを通せない。ヌオーとナマコブシに関してはまだ対処はできたが、ピクシーはお手上げ状態。ジバコで何とかできたときはわずか。
・初手ダイマ珠サンダー
立ち回りで何とか切り返しは出来るが、壁下でも火力が高すぎて、Gファイヤーやランドの積む隙が中々ないので、エースが全抜きするのが難しくなる。
シリーズ10はダイマ無しルールで、僕が対戦始めた7世代に近いルールとなります。7世代でも8世代でも到達出来なかったレート1900目指して精進していきます。