【S21レート1910最終917位】8世代のポリクチ
こんにちは。
ポケモン剣盾シングルランクマッチS21において、目標にしていた2シーズン連続の最終3桁と、人生初のレート1900越えを達成しました!
しかしながら未熟な部分が多かったので、見つめ直す意味で記事を書きたいと思います。
○構築経緯
まずはじめに、ダイマックスがないルールということで自分が対戦を始めた7世代に似てるなと思ったことから、7世代に愛用していたポリゴン2×メガクチートを8世代でも再現出来ないかと考え、火力のえぐさ、タイプが同じことに加え、伝説ポケモンでもナンバーワン級の強さを誇るザシアン(王)をまず採用。ザシアンに強い霊獣ランドロス、日食ネクロズマ、黒バドレックス、ウルガモスに強く出せるポリゴン2が本当ザシアンと相性が良いと感じた。これでポリクチが揃ったことで取り巻きを考えていった。
ザシアンを使うことで障壁となり、ポリゴン2でも対処が難しい課題として、
①相手のスカーフメタモンへの対策
②ザシアンのA上昇を無視し一方的に受けてくるヌオーへの対策
③ザシアンミラー
④カイオーガ、Gヒヒダルマ、エースバーンの高火力スカーフポケモン
を挙げた。
①の対策として、ザシアンのSを落としメタモンをコピーされても上から炎技で倒せるスカーフエスバを採用。
②には、草技を覚えヌオーをキャッチし、毒の対処も可能なカゴのみゴチルゼルを採用。
③にはザシアンを地震鮫肌ダメで対面処理できる襷ガブリアスを採用。
④には炎技、水技を4分の1に出来、オーガ軸に強くなれる耐久振りハチマキウオノラゴンを採用した。
しかしながら、②と④以外の対策は対面処理が難しく、サイクル戦には不利をとった。またザシアンヌオー対面でゴチルバック読みの行動をされることや、受けループ、ヌオー入り以外にはゴチル出せず腐ることが増えたので、パーティの見直しを始めた。
その結果、自分のザシアンの技構成がHBサンダーに有効打が少ないことに着目し、メタモン対策と静電気の試行回数、ゴツメダメ回数でザシアンミラーにワンチャン掴めるのでHBゴツメサンダーをガブをOUTさせ採用(何より相手のゴツメサンダーの運ゲにイライラしてたのでその仕返しの意味もあった)。
また、フォロワーさんに未来予知によるヌオーの崩しを教えてもらい、受けループを崩せるかつ相手のHBサンダーに特殊高火力をぶつけられるカプテテフをゴチルOUTさせ珠で採用し、構築が完成した。
○単体紹介
・ザシアン(王の剣)@くちたけん
ふとうの剣
意地 H220 A100 B44 D132 S12
A:ASザシアンをサンダーのゴツメダメ+A↑1きょじゅうざんで高確率で倒す。HSザシアンをサンダーのゴツメダメ2回+A↑1きょじゅうざんで倒す。
HB:A166霊ランドの地震+ゴツメダメ確定耐え、A197スカーフ霊ランドの地震確定耐え、コピーされたメタモン(ザシアン)のA↑2きょじゅうざんを50パーの乱数で耐える(178~211)
HD:臆病カイオーガのスカーフ雨しおふきを最高乱数4つ切り耐え
S:最速ガブリアス抜きで、準速エースバーン抜かれ
きょじゅうざん、聖なる剣、ワイルドボルト、剣の舞
この構築のエースであり、ほぼ全試合に出した。鉄壁積んだ鋼が嫌で聖なる剣、ドヒド入りやホウオウ軸に出せないのが嫌でワイボ採用。ザシアンミラーにはSをあまり振ってないことで処理を他と組み合わせる必要があったが、スカーフオーガと初手対面した際も突っ張りができること、黒バド相手には少し削れていてもポリ2引きだけでなく突っ張りの選択肢がとれる等、耐久振りであることの恩恵も多く受けたようには思う。
しかしながら、HSないし終盤増えていたA236振りザシアンのが正直強そうであり、じゃれつくがないことの弊害(後述)も結構感じたため、来期は要検討。それでもずっとこのポケモンの性能を信じて戦い続けた。
ポリゴン2@きせき
アナライズ
なまいきH244 B212 D52
H:16n-1。自己再生の回復量最大
B:C↑1のC217黒バドのサイコショックをステロ込みでもほぼ2耐え。A197の霊ランドの地震を乱数3発(再生の回復が追いつく)。
D:C↑1のC187ウルガモスの火炎放射2耐え。C↑1のC217黒バドのサイキネを乱数2
発。
ザシアンの新たな相棒。ザシアンの苦手なポケモンを受けるために全て耐久に振った。性格をのんき、なまいきのどちらにしても実数値が変わらなかったためなまいきでB振りにしたが、サイキネ採用の黒バドが若干キツく、2耐えまでDに振っても良かったかもしれない。
7世代にいたウルガモスに強いポリゴン2を思い出し、わざと炎の身体に触れ火力を押し付けるべく空元気にしたが、ガモス入りとそこまで当たらなかったので、自分の裏のザシアン、ノラゴン、テテフでの上からの制圧をサポート出来る電磁波のが良かったかもしれない。
・サンダー@ゴツメ
静電気
図太いH204 B244 S60
H:16n-1
B:ザシアンとザシアンコピーのメタモンを受けるため、なるべく高く
S:準速ウオノラゴン抜き。麻痺した場合のザシアンコピーのスカーフメタモン抜き
暴風、ボルトチェンジ、羽休め、熱風
上振れを狙える今までの環境最強ポケモン。対ザシアンやコピーザシアン、ウオノラゴン、ゴリランダー用。こっちのザシアンをメタモンにコピーされてもじゃれがないので、サンダーでの受けが安定しやすい。マヒに頼るだけは正直犯罪級なため、基本的にはゴツメを絡めたり、熱風での処理を心がけたが、勝てるときはだいたい麻痺が入るとき。あとこいつを採用しないとザシアンと地面タイプが対面した際に地面の一貫を切れないので、欠かせない存在。
今までとは違い、ダイジェットができないのでエース運用は難しく、クッション運用での採用。
・エースバーン@スカーフ
リベロ 意地AS252 D4
フレアドライブ、ダストシュート、ダメ押し、けたぐり
メタモン対策と相手のザシアンを上から縛るポケモンではあるが、終盤はその役割をサンダーに任せ、対サンダーオーガ、構築単位で重い準速レジエレキ、スカーフヒヒダルマの処理役が主だった。ザシアン、レジエレキ、ヒヒダルマを外しの考慮をすることなく確実に処理出来るフレアドライブ、サンダーオーガ+取り巻きのカイリューに一貫(ナットには無効化されるが)するダストシュート(命中不安をここは無視)、黒バドを上から叩くダメ押し、守るとの択、ゴーストタイプ引き反動リスクを回避できるうえ、ダイマックスで防がれることなく、軒並み体重が重い伝説枠にも高火力が出るけたぐりを採用。
しかしながら、後者2つは裏にも一貫することが少なかったため、基本フレドラとダストばかり撃っていた。ダメ押しの部分はとんぼ返りでも良かったかもしれない。
・ウオノラゴン@こだわりハチマキ
頑丈顎
意地H12 A148 B4 D140 S204
耐久素早さ調整の参考元(若干の努力値の変更あり)↓
https://taroimo131.hatenablog.com/entry/2021/08/04/203305
対オーガ軸(主にサンダーナットオーガ)に選出し、雨にタダ乗りして全てを破壊してもらうエラがみマン。Dに耐久を回しているため初手に投げなくても良いが、基本初手に投げていた。ノラゴンの採用理由であるエラがみは確定として、頑丈顎補正が乗りつつヌケニンに抜群がつける噛み砕く、ドヒドへの最大打点のサイコファング、今までのルールではダイウォール媒体だったが、カバラグのあくびに後投げしてもなんとかなるようこのルールでも寝言を採用。ザシアンが呼びやすい地面、炎枠を処理してくれるのが優秀。
・カプテテフ@命の珠
サイコメイカー
控えめH108 B44 C252 D4 S100
H:16n-1。命の珠ダメージ最小。
B:A200悪ウーラの暗黒強打+珠ダメをほぼ耐え
C:特化
D:あまり
S:準速ウオノラゴン抜き
最終日3日前あたりから採用。汎用性を落とさずヌオーを処理出来る未来予知カプテテフ(その型はチョッキ)をフォロワーさんに教えてもらい、技と耐久調整は自身で考えた。ザシアンキツい物理受けを対面処理出来るだけでなく、未来予知を絡めることでサイクル中の処理も可能にした。珠サイコショックできせきラッキーを落とせるように採用したが、ラッキーが全然出てこなかったため、未来予知読みで突っ張るヌオーもよく出てきたことからサイキネの方が良かったかもしれない。気合い玉はナットやドラン用。
対受けループではテテフでザシアンの障壁を崩すことを一任してる。ゴチルとは違いサイクルカットができないので、テテフの未来予知の撃つ回数が重要。体力管理ができるよう残飯や毒毒をリセットできるねむカゴもあり。
○基本選出
・対ザシアン軸
ザシアン+サンダーorエスバ+ノラゴンorテテフorポリ2
ザシアン軸が多いのにたくさんそれに負けた。だいたい3割程度。そのためなかなか選出も定まらなかった。ここを改良出来たらさらにレートは上がってた。
・対黒バド軸
ザシアン+サンダー+ポリ2
相手側はほぼほぼ黒バドウーラ@1なためこの選出。ヌオーが同居してるとノラゴンかテテフは必要なため持っていくと、黒バドのエサになるため苦しかった。勝率は4割程度。襷黒バドでなければ勝率はまだ上がる。
・対オーガ軸
ノラゴン+ザシアン@1
相手はだいたい襷ガブorカイリュー+サンダー+オーガがよく選出してきた。エスバが1番多く、相手に襷ガブがいる時はポリ2かサンダーを選出していた。勝率は6割程度。
・対ダイナ軸受けループ
ザシアン+テテフ@1
相手はだいたいダイナ+ヌオーorドヒド@1なため、この選出。最終日2日前に未来予知テテフが有名実況者に動画化され、ラティ兄妹、イエッサン、ヤドキング等テテフ以外からの未来予知による崩しが終盤増えたらしく、テテフの未来予知がなかなか決まらなくなっても来ていた。そのためテテフの行動回数が重要で、ザシアンヌオー対面地震安定にならないよう、だいたい地面の一貫を切り、ヌオーから引いてくるポケモンに対面操作が出来るサンダーをよく選出していた。しかしながらザシアンがムゲンダイナより遅いことが多いのでダイナの上からの制圧がきつく勝率は4割程度。
・対ホウオウ軸
ザシアン+ノラゴン@1
だいたいテテフでたまにサンダー、ポリ2を選出していた。ザシアンにワイボがあることでホウオウ軸への勝率は高かった。だいたい7割。
・対イベル軸
ザシアン+テテフ+@1
テテフが比較的取り巻き(ドヒドヌオーガラキン)にも強いため確定。あとはサンダーかポリ2を選出していた。勝率はかなり良かった。だいたい7割。
・対ゼルネ軸
ザシアン+サンダーorノラゴンorテテフorエスバから2体
壁貼りがロンゲかクレッフィならテテフを初手投げしサイコフィールドにしてからすぐザシアンバック。壁貼りがレジエレキなら初手エスバで上から処理。ゼルネと同居している地面、炎枠がよく出てくるのでノラゴンもほぼ必須級だった。しっかり練られたゼルネ軸はザシアン軸でもめちゃくちゃきつく、また電気の一貫があるので、最速レジエレキにはぐちゃにされる。有利伝説にしては勝率はそこまで良くなく、5割程度。
・対日ネク軸。
ザシアン+ポリ2@1
基本はエスバかノラゴンを選出。ポリ2にイカサマがあるのだが、蓋を開けてみたら日ネクが止まらない。特にゴツメ型はイカサマが接触技なことや回復技搭載なことから、メテドラの削りとイカサマの削りのダメージレースで勝つのが難しかった。勝率は4割程度。
○重いポケモン
・早いザシアン
この構築の大きな欠陥。エスバザシアン対面で上からの処理をなかなかさせてもらえないので、基本サンダーにかかっている。来期の要改善事項。
・襷黒バド
ザシアンの攻撃やポリ2のイカサマを襷で耐えられるので、上から2度の攻撃が厳しめ。
・ゴツメサンダー
相手の使うサンダーの静電気率は7割近いので、どうやってくぐり抜けるかが鍵。
また電気の一貫を切ってないことも重い原因。
・ウオノラゴン
水の一貫はこっちのノラゴンで切っているため、ノラゴンのエラがみに相手の貯水ノラゴンを出されると引けない。またザシアンがじゃれがないことも痛手。意地ハチマキならばサンダーやテテフで処理できるが、すなかきや貯水、陽気ハチマキは
切った。
・ゴツメ日ネク
前述の通り回復技とゴツメでの削りがポリ2に対して痛手。
弱保羽休め型にポリ2が起点にされ何度か3タテされた。ハチマキ型も場を荒らされてなかなか厳しめ。
・ムゲンダイナ
来期の要改善事項。ザシアンが遅いため、火力あるダイナの場合放射2発が厳しいのと、守るみがわりできょじゅうざんのpp枯らしも痛い。あと初手対面した際、上から様子見みがわりをされるかヌオーに引かれるか、相手が選びやすいのも痛手。
記事を書いているとこんなにも未熟な部分があったんだなと浮き彫りになり、剣盾の最高レートをよく70も更新できたなと思うくらい不思議。しかし、新ルール1月目で前期立てたレート1900の目標を達成したのは褒めたいと思う。これからさらなる飛躍ができるか、または牛歩で元に戻るかは自分次第だと感じている。奢らず立ち回り強化、構築力強化、運気を上げるよう徳を積むのをしていきたい。
ここまで見てくださってありがとうございました。何か質問やアドバイスがありましたら、こちらの記事にコメントください。
追記:2021年9月6日に編集追記しました。