禁伝幻環境使用 S操作+詰めザシアン【ガラルW杯使用構築】
こんにちは。はるみんです。
剣盾シングルランクマッチ、シーズン最後のS35、それからムゲンダイカップやガラルW杯お疲れ様でした。
S35では最終3桁にも残れず悔しい結果になったので、ガラルW杯のチームにアドバイスをもらいながら構築を詰めていきました。自分の見直し用にその構築を記事にしますので、良かったらご覧ください。
(以下常体)
■構築経緯
伝説幻環境では「マヒやS操作がどこからでも飛んでくる環境」を9、10月で嫌というほど経験したため、初手ダイマ構築を使っていたが倒せなかった場合のリスクが大きく、くわえてはびこっていたルギア+ザシアンがこちらのダイマのストッパーに簡単になり、こちらのダイマは弱くて相手のダイマは強く使わせてしまう原因になっていた。
また相手の構築パワーも強いことから選出が歪まされることが多く、やりたかったことができずにS35は悔しい思いをした(最終1510位)。
そのため、安定しかつパワーの出せる選出をする構築を目指した。その結果、自然とマヒによるS操作とルギアのマルスケを無効にするステロ撒きを行う展開構築を使用することになった。また最後は剣盾で一番好きなザシアンで締めるべきだと考えた。
① 初手のグラードン、身代わり持ち以外には出し負けることがなく、初手ダイマアタッカーを含むあらゆる伝説に対して仕事ができる起点づくり要員としてHDベースのヨプディアルガをまず採用。
② ダイマアタッカーとして、抜き性能が高く多くの伝説と5分以上に打ち合えるかつ、こちらの裏のサポートおよび相手のザシアンの削りを行える追い風珠物理イベルタルを採用。
③ ダイマ後のスイーパーとして非ダイマで圧倒的高火力を出せるA特化ザシアンを採用。
④ 裏ダイマエース候補として雨補正で高火力を叩き込むことができ、かつラス1のザシアンに倒されるときに最低限の削りもできるHBCベースのゴツメオーガを採用。
⑤ ホウオウナット対策、ゼクロム入りへのダイマ運用、初手珠ディアルガへの切り返し、2番手以降に裏から出てきたスカーフオーガにも雨下で対抗できる要員としてイトケのみグラードンを採用。
⑥ グラードン入りなど初手のディアルガが厳しいときの展開要員かつ高火力でステロが撒けないときでもHBルギアにめっぽう強くなれる挑発持ち襷黒バドを採用。
相手のS操作に屈せず、ラストザシアンで詰められるよう、ザシアン以外の全員にS操作技を仕込んだ。
■使用ポケモン
・ディアルガ@ヨプのみ
穏やか H207(252)、B143(20)、C171(4)、D159(196)、S115(36)
HB:A特化物理イベルタルの珠アークを乱数12.5%で耐え
HD:C特化ディアルガの珠アースを乱数12.5%で耐え
S:初手ディアルガミラーの型判別を行えそうなSライン
技:大地の力、冷凍ビーム、電磁波、ステルスロック
この構築の初手要員。グラードンと珠ジカルデの初手ダイマ以外はほぼ耐えてマヒとステロ撒きを行う。ディアルガミラーではこっちより早ければ珠か襷、遅ければチョッキかヨプという判断をしていた。身代わり持ちポケモンがうようよいて電磁波自体が決まらないことがガラルw杯直前の仲間大会で頻発したため、以降は初手電磁波は慎重に選択していた。
・イベルタル@命の珠
意地 H201(0)、A200(244) B117(12)、D118(0)、 S151(252)
A:ダメージ幅が変わらなかったので特化より少し下げ
B:ザシアンの攻撃や物理イベルミラーで少しでも攻撃を耐えるため、少し上げ(A特化イベルのゴドバ媒体珠ジェットが175~208)
S:ミラーでも同速勝負できるように準速。
この構築のダイマ要員。ディアルガで場を作ってからダイマイベルで荒らしまくるのがお仕事。スカーフ含めオーガに強くありたい、またダイスチルの存在から重めなWキュレムやゼルネまで何とかできるので、物理で採用。ただザシアンを一発で倒すことができないのがたまにキズ。このルール黒バドの一貫をなくすうえでも、イベルを抜くことはしにくいと感じた。物理イベルタルの追い風は読まれやすいが、それでも後述のザシアンをサポートできるので追い風は入れ得。
・ザシアン@朽ちた剣
意地 H185(140)、A244(252)、B135(0)、D135(0)、S183(116)
H:余りでなるべく高くしたいのと、ゴツメダメ最小の6n-1
A:ステロ+きょじゅうざん+電光石火で相手のH振りザシアンを落としやすくするために特化。
S:準速130族抜き。S実数値178~181のザシアン意識。
技:きょじゅうざん、聖なる剣、ワイルドボルト、電光石火
この構築の詰めであり、最後に出すことが多い俺の相棒。S操作をしていない状態でのHAやHADのザシアンミラーなどでも上をとれることを多くするために、Hを185までにとどめ、Sを183になるまで振った。これによりHS以外のザシアンミラーでは勝つことが多かった。また他のポケモンでS操作をしているので、ザシアンはA特化で正解だったように思う。
ホウオウナットにも出せるよう、ディアルガへの打点、ダイマオーガへの打点として格闘技+電気技の組み合わせだが、正直格闘技はインファでいいし、じゃれつくもほしかった場面は多々あった。
・グラードン@イトケのみ
意地 H207(252)、A210(164)、B164(28)、D111(4)、S118(60)
H:ぶっぱ。16n-1
A:B4振りカイオーガが75.0%で乱数1発
B:余り
D:余り
S:耐久振り90族ミラー意識とマヒが入った状態でのスカーフオーガ抜きのライン
技:断崖の剣、炎のパンチ、岩石封じ、ビルドアップ
対ホウオウナットやゼクロム、珠ディアルガあたりが来そうなときに選出するダイマ枠。相手のパーティにオーガがいても選出できるように持ち物は水技半減実。
控えめ H199(188) B133(180) C198(76) D161(4) S118(60)
技:根源の波動、こごえるかぜ、雷、電磁波
HB:ダイマ物理イベルと打ち合えるようならべく高く
C:11n
D:余り
S:耐久振り90族ミラー意識とマヒが入った状態でのスカーフオーガ抜きのライン
悩みになやみまくって未解決のまま採用したダイマ枠。根源の波動は非ダイマ時でもダイマ時でも火力を出しやすい技にしたが出すならダイマ運用ばかりだったので潮吹きでも良かったし、こごかぜも冷Bで良かったように思う。HBにかなり振ってる点やダイウォールもできることから物理特殊どちらのイベルタルにも強くした。そのイベルを倒したあとのザシアンにもゴツメで削りを入れられるのがポイント。
・黒バドレックス@きあいのタスキ
臆病 H175(0)、B101(4) C217(252)、D120(0)、S222(252)
アストラルビット、マッドショット、怖い顔、挑発
相手のパーティにグラードンがいるときなど、初手にディアルガが出しにくい時に出す先発要員兼、メタモンにザシアンをコピーされた場合の切り返し役。S操作技を攻撃技、変化技のどちらも入れているところがポイントでマッドショットは黒バドミラーを解決できる技でもある。しかしこちらの黒バドを見て相手の全イベルタル、ダイジェットをしてこなかったのが悲しい。
■選出について
・ディア+イベルorオーガorグラから1匹+ザシアン
構築コンセプト通り。だいたいこれ。ダイマ枠はほぼイベルが多かった。ダイマが切れた後にイベルなら追い風、オーガなら電磁波かこごかぜ、グラードンなら岩石封じまで撃ち、こちらのザシアンで上をとれるようにすることが理想。
・黒バド+イベルorオーガorグラから1匹+ザシアン
グラードン入りに対してはほぼこれ。
■きついポケモン
・珠ディアルガ
初手のディアルガが攻撃を乱数でほぼ耐えてくれるのだが、その後の突破が苦しい。
・ルギア
ゴツメ型がなぜか初手にも出てくるので、ディアルガが場を作る前に電磁波と吹き飛ばしで荒らさせると苦しくなる。またゴツメ型を意識しすぎると瞑想型の起点にディアルガがされるのでこちらも苦しい。
・ゼクロム
ザシアンにじゃれつくがない点やディアルガが火力がない点、オーガイベルがいることからゼクロムを誘いやすく、グラードンの体力管理が重要になってくる。
・メタモン
グラードンやオーガをコピー→スカーフでもザシアンを抜けないのでザシで対処。
ザシアンをコピー→ダイマのオーガか襷黒バドで対処。
黒バドをコピー→イベルで対処。
イベルをコピー→追い風からのザシアンで対処。
メタモンがいることで選出を歪めさせられるのがいちばん厄介。
・コスパダイナ
挑発持ちの黒バドを合わせるしかないが黒バドを対面してコスパをしてくるわけないし、A特化ザシアンでも対面でコスパ積まれると普通に受かる化け物なので厳しい。
■最後に
S34は341位と剣盾の中では最高順位でしたが、最終日潜れなくて悔しいシーズンでもありました。そこから巻き返して良い順位で締めくくるべく臨んだS35、ガラルw杯でしたが、前期より勝てませんでした。
SVではちゃんと笑えるシーズンを過ごせるよう励んでいきます。皆さんといっしょに切磋琢磨してきますので、よろしくお願いします。